⦅80⦆戦死の若き俳人 平松小いとゞを悼む
昨日のブログに書いた、俳人の「平松小いとゞ」。先の戦争で戦死しているのね。かつて仏教用語の散華(さんげ)は戦死の婉曲的表現だった。戦死者のことはもちろん英霊とも言われるのね。
前田咲二先生メモからたまたま行き当たった俳人小いとゞだが。先生の10歳上ということで、12歳から句会に出席しておられた前...【続きを読む】
⦅81⦆27歳で戦死の新宮(和歌山県)出身の俳人、平松 小いとゞ(ひらまつ こいとど、1916年(大正5年) – 1944年(昭和19年))の16句(俳句)
海の上一めぐりして鳥渡る
冬晴の大磐盾の下を行く
炉話の父には言へず母に言ふ
河骨はあちらこちらにぱつぱつと黄
月の陣母恋ふことは許さるる
銀漢も泣けわが部下の骨拾ふ
勝つための屠蘇ありがたしうち酔ひぬ
動員の夜はしづかに牡丹雪
紙白く書き遺すべき手あたゝむ
干大根静かや家に別れんとす
冬海に泛び故...【続きを読む】
⦅82⦆「川柳史料館(川柳文学館)」設立について
われわれの愛してやまない「川柳」という短詩型文芸。川柳マガジン1月号に、尾藤川柳氏がつぎの一文を載せておられる。あきこがどうこう書くより、この一文がすべてなので、下記、転載させていただきました。
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川柳史料館設立へ
この間、つい甘えてし...【続きを読む】
⦅83⦆『たむらあきこ吟行千句』、目次
たむらあきこ吟行千句【目次】
水間観音(水間寺)吟行13句(2020/11/24)
世界遺産・湯の峰温泉吟行18句(2020/10/27-28)
新宮吟行23句(2020/9/27-28)
賢島吟行19句(2019/12/5-6)
長岡天神吟行13句(2019/11/5)
護摩壇山吟行29句(201...【続きを読む】
⦅84⦆『たむらあきこ吟行千句』表紙
イメージ的には、これから吟行にでかける吟行猫「あきにゃん」なのね。
川柳の新しいフィールドをめざすべく、日頃からがんばっている努力猫「あきにゃん」なのです。
かの有名な川柳猫「ムギュー先生」とは、おなじ川柳長屋の住人(住猫)なんですよね。今回の題字の「たむらあきこ」は、川柳の“東の横綱”と称された...【続きを読む】