自句自解(5句)
わたくしの妬心がわたくしを炙る
「妬心」は嫉妬心。嫉妬が自らの身を焼くということを、「炙(あぶ)る」という動詞に置き換えて詠んでいる。じわじわと焼かれるということで、「炙る」。
享年のことを叫んでいる墓石
夭折の人の墓に参るほど悲しいことはない。病死、事故死、また自死。石の下から「まだ死にたくは...【続きを読む】
ある俳人の眼から見た川柳
(一般の)俳人にとって、川柳はすぐに入れる世界ではないようなのね。「私の句が没で、こんな句が入選?」というようなことばを、(初めて川柳の句会に足を向けた)俳人が驚愕の面持ちで洩らしたのを聞いたことがある。じつはその気持ちが分からないではない。短歌や俳句に長年親しんだあと、「ちょっと川柳という世界も...【続きを読む】
【新刊紹介】川柳作家ベストコレクション「猫田千恵子」から抄出10句‥《裏切られたのかおかしな味がした》
川柳作家ベストコレクション「猫田千恵子」から抄出10句
夜が深まるトンネルを抜けるたび
その方は自分探しで留守ですよ
順番がきましたさてと行きますか
同意する間もなく鍋に入れられる
賑やかな人の小さなお葬式
裏切られたのかおかしな味がした
オーガンディーさらり噂とかわされる
フクシマにぼつんと残る三...【続きを読む】
心から心へ‥「たむらあきこ特集(柳豪のひとしずく)」へのご感想
「たむらあきこ特集号(柳豪のひとしずく)」に対し、ご感想が寄せられ始めています。昨年の今頃は『たむらあきこ千句』に対して、たくさんのご感想のお手紙をいただき、ありがたく、すべて大切に保存させていただいております。何よりの励みになります。
❧前略 マガジンの感想。川柳歴12年に驚きました。(あきこ註...【続きを読む】
選 (川柳マガジン) というたたかい‥夕方からドトールにて最後の詰め
川柳マガジンの選は、全国からの投句を対象とするだけに選者としてより責任を感じながらさせていただいている。誌上大会ということで、時間がなかったという言い訳はできない。
同誌編集部からは「よい句の順に並べてください」との(意の)但し書きが付いてくる。(今回はなかったかな?) どの句をよしとするかはも...【続きを読む】
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