⦅217⦆「読者の文芸」川柳欄(8月3日(火)付、たむらあきこ選)
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(8月3日(火)付)
ミンミンと民意を聴けと蝉が鳴く 大阪府 砂本 邦彦
〈評〉ミンミンゼミが民意を訴える「民民蝉」だったとは。コロナ禍での五輪を危惧する声も雑音としか聞こえていなかったか。
汁の無いラーメンみたい無観客 横浜市 小泉 雅男
中止せぬワケを世界...【続きを読む】
⦅218⦆柳人紹介 (26) 日野 愿さんの20句
野(や)を行けば野に背かれている独り
いまにして思うよき妻だったなあ
よき妻で貧乏所帯零さない
よき夫そいつは忸怩たる想い
世事に疎い二人ままごとだったなあ
逝く秋の真っ只中に独り居る
俎で往生際の悪い僕
日が暮れる明日は山が動くだろ
コンビニの無味素っ気無さそれがよい
突然にやってくるのが十二月
...【続きを読む】
⦅219⦆去りゆく人へ
6月30日に逝かれた日野愿(ひの・すなお)さん(愿さんは、ご自分に先生と敬称を付けないようにおっしゃったのね)の句をアップしようと句集『自家撞着』を探しているのだが。なにしろ書籍他を乱雑に積み上げているので、分からないのね。
川柳界は高齢のかたが多いので、句会でご一緒したかたを最近お見かけしない...【続きを読む】
⦅220⦆耐久生涯大学川柳専科(レクチャー)
コロナ禍で、4月の開講以来のレクチャー。5月8日のレクチャーに用いる予定だった資料を、日付だけ変えて使うことにした。
(なりゆきで)まず宿題の互選から。お題は「コロナ」「模様」「花」「空」「白」。講師宅に送ってきていただいた作品をワードで清記、コピーをお渡しして選んでいただいた。下記は、講師選。...【続きを読む】
⦅221⦆詩3篇(小堀 邦夫)
じゃわじゃわじゃわ、しゃわしゃわしゃわ、蝉時雨の朝。
青空から打ち水のように雨が送られてきた。
葉月(はづき)は秋なのだ。
あなたは小宇宙、私も小宇宙。
この宇宙が消滅すると、その破片が誰かの小宇宙で浮遊する。
空しいと考えますか、いとおしいと思いますか。
こんな日もあるよと通り雨が降る。
日向(ひ...【続きを読む】
⦅222⦆選をすることの厳しさ
選者にもちろん選句力の違いがある。具体的な選句力の基準を書いた本が見当たらないので、そのことについて述べるのはかなりむずかしいのだが。
一般に、川柳を学ぶ側から言っても、選句力がついてくれば作句力もついてくるといえる。入選率が高ければある程度の選句力はあるとみていい。選者を頼まれるということは、...【続きを読む】
⦅223⦆第3回 橿原市民川柳大会 誌上大会の選に着手
宿題は下記の通り、7月31日〆切だったのね。本日集句(各題2句)着。さっそく全力を傾けて選にとりかかります。発表誌がでてからブログに選結果を転載、お楽しみに。
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「パン」 植野美津江 選
「きれい」 笹川 嘉一 ...【続きを読む】
⦅224⦆兼好法師に川柳の上手くなる方法を訊いてみた
徒然草 第百五十段
原文
能(のう)をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知(し)られじ。うちうちよく習ひ得(え)て、さし出(い)でたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習(なら)ひ得(う)ることなし。
未(いま)だ堅固(けんご)かたほなる...【続きを読む】
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