読者投稿欄「柳界ポスト」はたまに読む程度なのだが、4月号に掲載されていたお一人のご意見に頷くところがあった。
「選者批判もよいのだが」と題した山西政夫氏のご意見。
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柳界ポストで選者の批判をいくつか目にしたが、投句者、選考者、主催者があって、川柳はなりたつものだと思う。したがって選者が主催者の意向を無視したとは思えない。また、入選数を規定数で発表せず、「抜ける句がない」とする選考は、その勇気もさることながら、私には投句者に対しての期待とエールにとれてならない。大げさだが、そこに〝愛〟を感じるのだ。
全国向けの総合雑誌で投句者批判をすれば購読数は落ちるであろう。それでも選者の意向(?)をそのまま掲載する川柳マガジンの姿勢は、商業川柳誌を超えた雑誌であると私は思える(逆に、吟社の機関誌は平等精神が旺盛で商業的に見える)。
最後に、数人の選者に認めてもらえないような句が、多くの人に認めてもらえるわけはない、と私は思う。(以上全文)
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あと「正直な選が一番」と題した小谷孝氏のご意見にも頷くところがあった。
どちらの方も内容の多くは尾藤三柳先生のかつての選に関して書かれたものと思う。昨年の変則的な川柳マガジン文学賞の選結果や、「川柳道」の選結果に一部「該当者ナシ」とされたことに対してのご意見だろう。
このご意見に少し加えて申し上げることがあるとすれば、勇気という言葉は当たっていない。先生は川柳界の現状を深く憂えていらっしゃると思うのである。80歳を超えた大家が、何を好き好んで波風の立つような行動に出られるだろうか。何も秤に掛けておられるわけではない。ただ川柳を愛するが故に言っておかねばならぬこととして淡々と示しておられるのだということ。
26年度の川柳マガジン文学賞の選者選考へいろいろな声があったためか、川柳マガジン編集部として久しぶりにアンケート結果を発表している。 平成26年1月号、2月号の愛読者アンケート、「川柳マガジン文学賞選者推薦」設問で5名以上の票のあったもの。今回「敢えて結果を発表することにした」とある(p217)。
圧倒的1位の108票を獲得されているのが尾藤三柳先生であることに驚き、また感動を覚えたということをあわせて申し上げたい。(たむらあきこ)
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