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 越中八尾《おわら風の盆》30句
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥  確める越中八尾(えっちゅうやつお)の風の肌
ぼんぼりが灯って喧騒が沈む
ぼんぼりに気分を仕掛けられている
井田川の雨のち曇り風の盆
路地へ出る胡弓の響き風に似る
坂の町を「やらんまいよ」が解きはなつ
風に音色交えて夜を織りすすむ
編み笠は元禄ひらひらと両手
風を隈なく入れ替えてゆく坂の町
繋がってくる元禄が華になる
かつて芸妓の囀り聞いた石畳
編み笠の項(うなじ)にねっとりと視線
心屈折おたや階段踏みはずす
忍び道含み笑いをくりかえす
諏訪町本通りを横切った忸怩(じくじ)
日本の道百選の白い文字
諏訪町の勾配用水の泣き言
11町のコトバをぼんぼりが分つ
西町の格子戸解を探している
禅寺坂のうす暗がりに凭(よ)っている
原点のわたくしへ積む石垣か
石垣を積みゆくきのうへの回帰
越中おわら節あいまいが風になる
濃く淡く路地へと泣きにくる胡弓
聞名寺(もんみょうじ)の甍(いらか)に触れているおわら
聞名寺の持論がすこし重くなる
町流し軒下に風吹き溜まる
いっさいは空(くう)編み笠に貌がない
灯を点す八尾運命共同体
越中八尾駅のまどろみは昭和

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越中八尾《おわら風の盆》30句”にコメントをどうぞ

  1. 心咲 on 2013年9月4日 at 9:33 AM :

    たむら あきこ 様
    初めてお邪魔します。
    濃く淡く路地へと泣きにくる胡弓
         私の見た越中八尾の「風の盆」そのものでした。
    高橋治の「風の盆恋歌」に触れ、彼が懇意だという なかにし礼の作詞である石川さゆりの歌を聴き・・・・学生時代の思い出にかられ八尾へ参りました。15年も前のことです。
       あきこ先生の<おわら風の盆>30句  しっかり味あわせて頂きます。  有難うございました。m(__)m

    • あきこ on 2013年9月4日 at 10:37 AM :

      心咲さま
      コメントありがとうございます。
      まだ推敲の途中なので。(^^;)
      あまり遅くなってはと、推敲の途中ではありますがアップしました。
      先でもう一度ご覧になると少し(?)変わっていると思います。
      拙いブログではありますが、ご訪問をお待ちしています。(ご指導もよろしく)

  2. 赤池加久 on 2013年9月4日 at 5:43 PM :

    あきこ様
    30句鑑賞させていただきました。
    一気の作句パワーに感心しております。
    風の盆は私も数年前、8月の前夜祭で訪ね雰囲気を楽しみました。
    あきこ様の句を読みながら当時を思い出しております。
    心に触れた句・・・
     風に音色交えて夜を織りすすむ
     越中八尾駅のまどろみは昭和

    • あきこ on 2013年9月4日 at 8:31 PM :

      赤池加久さま
      句を拾っていただいてありがとうございました。
      このあと、いそこさん、志乃さん、りょーみさすけさんも拾って下さると思うので、楽しみです。
      まだ推敲が終わっていないので、一週間ほどしたら内容が変わっているかもしれません。(^^;) 
      全部で100句くらい詠んでいますが、発想に限界がありました。

  3. 伊東志乃 on 2013年9月4日 at 11:12 PM :

    こんばんは、あきこ様(^^)
    いや~マイリマシタm(__)m
    風の盆そのものであり、あきこ様の風の盆であり………

    確める越中八尾(えっちゅうやつお)の風の肌
    編み笠の項(うなじ)にねっとりと視線
    濃く淡く路地へと泣きにくる胡弓

    何と言ってもこの句には頭が下がります
    「いっさいは空(くう)編み笠に貌がない」
    ここまで芸術に仕上げれるとは、流石です(^^)V

    • あきこ on 2013年9月4日 at 11:47 PM :

      伊東志乃さま
      さっそく句を拾い上げて下さってありがとう。(^^)
      あの立山連峰の水のような清冽な川柳眼でこれからもよろしく。(とても参考になります)
      辛口のコメントも受け付けておりますので、どうぞよろしく。

  4. りょーみさすけ on 2013年9月5日 at 9:48 AM :

    恥かしながら『越中おわら風の盆』のこと、初めて知りました。よって早速、ネットをめくり勉強しました。本ページにたどりついて、阿波踊りに負けない魅力的で素晴らしいものだと知りました。少なくとも阿波踊りよりも、一つ一つに深い意味がある。編み笠を被って顔を見せないのも、分らないけど深い意味があると感じます。だからそれは、姉さんの感じたものだから・・・余計な・・・ですが、下記の二句は、ちょっとリアルと違うのではないかと思います。
    『いっさいは空(くう)編み笠に貌がない』
    『越中おわら節あいまいが風になる』
    (゜゜ )☆\(^^ ;)☆\(`-´メ) つっこみのつっこみ

    • あきこ on 2013年9月5日 at 10:33 AM :

      りょーみさすけさま
      風の盆、ネットで調べて下さってありがとう。
      ユーチューブでもありますから、見てね。(見たかな?)
      町流しは、踊り手が人垣に囲まれているのでなかなか見ることができません。地元の方は前夜祭(?)に行くそうです。
      でも、ちゃんと穴場を見つけてきました。転んでもただは起きない(?)にゃん。(^^;)

    • 伊東志乃 on 2013年9月5日 at 11:24 PM :

      こんばんは(^^)
      伊東志乃と申します(^^*)
      風の盆を知らない人がやはりまだいらっしゃるのですね(^^)
      かなり有名になりすぎて、地元の者が行けなくなるくらいの人出です。
      日本三大踊りの一つと聞いています。阿波踊り、郡上踊り、風の盆のおわら踊りです。
      ネットやユーチューブでは解らない良さは実際に体験して貰わないと解らないと思いますので、どうか一度風の盆にいらしてください(^^)

  5. 竹内いそこ on 2013年9月5日 at 8:42 PM :

      君の詩を伝える言葉見当たらぬ

     あきこさま 鳥肌がたちましたよ。
    すっかり、おわらの演出にほだされてしまったかと思いきや、浸りつつ胡弓の調べに身をあずけつつ、しっかり匕首(ペン)をにぎっているあきこさまでしたね。
     街の人たちは、四日の朝、観光客が帰りの列車に乗り込むと、プラットホームで踊りながら 人々が去ってゆくのを見送るのです。
     町流しの様子より、見送りの光景がテレビのニュースに映ります。

     石垣を積みゆくきのうへの回帰
    石垣、坂の街、石段を登りつめたらそこにはあの日の自分に出会うような気がします。昭和の怖いもの知らずだった(かわいい)私。
     なあんてね。でも夜のおわらの街には魔物が棲んでいそうですよ。

    • あきこ on 2013年9月5日 at 10:16 PM :

      竹内いそこさま
      風の盆は奥の深い祭りで、とても一回では味わいきれません。(というわけで、多分また行くでしょう)
      富山って凄い。とにかく凄い。
      11月も2泊して、雪の立山連峰をテーマに詠みます。ご感想(できたら辛口)をよろしく。(^^;)

  6. 伊東志乃 on 2013年9月5日 at 11:19 PM :

    こんばんは(^^)
    十一月の氷見は鰤で有名な漁師町です(^^)
    会員の人情の海鮮鍋、栗おこわ………
    番屋街と言われる道の駅………鰤が丸ごと売られています(^^)
    丁度十一月は鰤の季節です(^^)
    でも、温暖化のせいなのか、昔の鰤ほど美味しくないような気がします………県外の人はたぶん大丈夫です(^^;)

    春から夏にかけての楽しみとは別に、冬こそ富山の真骨頂………どうか楽しみにしていてください(^^)

    • あきこ on 2013年9月6日 at 12:27 AM :

      伊東志乃さま
      りょーかい、です。(^^)(食べ物に弱いあきこ)
      栗も鰤も大好きなので、何は措いても氷見。
      雪の立山連峰!をとうとう拝ませて貰える…、というわけで這ってでも氷見まで遠征。
      ホテルの予約もして、指折り数えて待っています。
      おわら風の盆の初日もあきこのために雨が止んだことだし(ほんまかいな)、立山連峰も最高の姿を見せてくれるでしょう。わくわく…。

  7. りょーみさすけ on 2013年9月6日 at 9:30 AM :

    志乃さんへ
    日本三大踊りのひとつなんですね、「風の盆のおわら踊り」。長いこと生きて来て知らないことがいっぱい。( iдi ) ハウー 目の前の価値を見捨てて、無駄に過した若い日々に悔いが少し残ります。かなりの損をしていると、今、思います。残り少ない余生に、はたしてどれだけ得るものを見つけられるか分らないけど、日々がヒビでないように時間を濃縮して勉強・発見をせねばならないと思っています。
    C= C= C= C= (o >ロ)o 追跡。

  8. 竹内いそこ on 2013年9月6日 at 8:37 PM :

      あきこさま さすけさま
     何年前だったか、この氷見市川柳大会の題の一つが「鰤」でした。
    披講がこの「鰤」になったとたん、会場が白熱、ホントに室内の温度が上がりました。富山県人(氷見人)の思い入れの熱さに圧倒されたものです。この時の最優秀句

      出世した鰤は苦労を語らない      湊しげじ

     すみません。鰤というキーワードで記憶のスイッチがはいってしまいました。

    • あきこ on 2013年9月7日 at 1:27 AM :

      竹内いそこさま
      鰤ねえ。氷見で食べる鰤の味がいまから楽しみです。(食べ物の話にはどこまでも乗るあきこ)
      ところで、「小馬」という、あのホテルの横にあったお店に二日続けて行ったのは美味しかったから。お試しあそばせ。オムライスがメーンかな。

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