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 川柳公論(号外特別号Ⅱ)誌が届いた。川柳公論(編集発行人:尾藤三柳)表彰句会は、重要視させていただいている句会。ここで詠んだ川柳は、紛うことない私の川柳の現在地である。
 4月27日、東京、王子駅前の北とぴあ8階にて、第38回本社表彰句会が開催された。ご参加の方々の入選句からとくに目に留まった句を書き出させていただく。その下は、私の入選句。
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老醜を嗤う黒酢の甕の艶       一泉
褒められてブラックジョークまで拾う  いち子
孤独死の街で喪章を疎んずる     嘉三
赤い月わたしのサロメ的要素      祐子
戦場の赤いワルツが止まらない    かよ
蒼天へ男ひとりをとり逃がす      美佐緒
雑念を塗る紫のありったけ       一泉
リラ冷えの空から鬱が降りてくる    いち子
白い闇ボクの心を塗りたくる       かよ
朽葉色もののあわれを書きつくす   久子
ニンゲンの渋が湯呑みにかじりつく  一泉
広重の雨が斜めの音で降る      久子


西潟賢一郎選「黒」
合わせ鏡に挿んだわたくしの闇だ (特選)
わたくしを黒と数える人もいる (佳作の止め)
佐久間京子選「赤」
距離すこし置くと炎も戯画になる (佳作)
島崎肇選「紫」
むらさきの鋳型がむらさきを生まぬ (佳作)
渡辺梢選「橙」
密談を仕立てているらしいみかん (秀逸)
野中いち子選「白」
白ばかり連打のうしろにはつかぬ (特選)
白へ白へと脱がねばわたくしに戻る (秀逸)
尾藤三柳選「古色」
わたしの中の祭りもだんだんと古色 (佳作の止め)
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 下記は、尾藤三柳先生の近況。心に触れるものがあり、柳誌の「あ・と・が・き」をそのまま記させていただく。
 本誌は休刊中だが、読者との最小限のコミュニケーションは欠かしたくないので、前回は平成24年度の表彰者発表号として通巻外の特別号をお手許にお届けしたが、このたびは表彰句会の結果などをご報告するために2冊目の特別号を何とか印刷へ回すことが出来た▲前号にも書いたように、突然(ではないすべての原因をなしている糖尿病とは40年来の付き合いだから)眼の見え具合が悪くなってパソコンのキーを叩くにも以前の数倍の時間がかかるから、早くから準備にかからなければならず、朱雀会の例会2回分の報告がやっとだった▲書きたいことはいっぱいあるし、識っていただきたいことは山ほどあるが、長ものを書く体力がまだ戻っていないことにじれるばかりである。こうしているうちにも、川柳が後へ後へと引き摺られていくような気がして、歯噛みをしている毎日である。▲この歳になっても奇妙な見得があって、あまりよろよろしたところは曝したくないといった気持ちが腰を重くしている。ちっとはリハビリでもといわれるが、その暇があったら本を読みたいなどと机を離れない分からずやぶりに、医者も家族もそれ以上何も言わなくなった。(尾藤三柳)
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 本日12時頃友人Iさんと実家近くのティールーム・バーフォードで待ち合わせ。お誘いを受けていたので、自転車で久しぶりに紀ノ川を越えたのだが、びっくり、マスターは小学校の同級生。驚いたり、喜んだり。近くの同級生を誘ってまたおじゃまするつもり。定年を迎えて、第二の人生をみなさん模索しているのだろう。あと実家にておしゃべり。Iさんが帰ったあと、般若心経を上げて帰宅。

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川柳公論(号外特別号Ⅱ)誌から”にコメントをどうぞ

  1. 二宮茂男 on 2013年5月18日 at 6:35 AM :

    あきこさん おはようございます。あの日、あきこさんは輝いていましたね。いい句だなと思うと「あきこ」、こんな句は書けないと思うと「あきこ」の呼名の連続に魅せられました。遠路、新幹線でのご来訪、ありがとうございました。触発され、学ばせていただきました。益々のご活躍を見上げております。次の句は、特に、大好き。

    合わせ鏡に挿んだわたくしの闇だ【課題 黒】(特選)
    距離すこし置くと炎も戯画になる【課題 赤】(佳作)
    密談を仕立てているらしいみかん【課題 橙】(秀逸)
    白ばかり連打のうしろにはつかぬ【課題 白】(特選)

    • あきこ on 2013年5月18日 at 6:58 AM :

      二宮茂男さま
      ここはわたしの句に近いので、合わせる必要がないのがありがたいですね。(この頃はあまり合わせなくなりましたが)
      より自由に詠める、ということで、それが嬉しいです。川柳塔などでは、以前は句風を合わせるのに苦労しましたが、この頃本社句会などではそうでもなくなってきています。蘭幸さんに変わられてから、少し変わってきたようですね。
      ということで、明日の大会は初めてのところですが、あまり意識しない句のつくり方をしようと思っています。
      今日も、これから富山。闘ってまいります。

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