沙羅(さら)の花 たむらあきこ

燃え尽きたところにあった始発駅
煩悩の罠から抜けてきた独り
あのひとの何に惹かれている動悸
逢いにゆく光をすこし研いでから
告白のあとが迷いになっている
あと戻りできないことを知っている
眼差しを整えてからきみを見る
鳩尾(みぞおち)のあたりを炙られる妬心
たましいがまた深爪をしてしまう
ひとりからふたりへ曇ることもある
変えたくて自分が変わることにする
とりあえず笑顔でわたしから開く
すこしずつ小石を積んでゆく猜疑
鎌の月ひどく牽制されている
耳ふたつ猜疑の沼を出られない
月光が洗ってくれている凹み
聴くことを拒みつづける耳ふたつ
カーテンの裾のあたりにある迷い
拘ってからが自虐になっている
深追いをしてしまうのも引力か
顎すこし上げておとこを見きわめる
昼の月ぬるい男を消去する
捨てぜりふ言葉の紙魚がこびりつく
マヨネーズまた執着を絞りだす
痛点のひとつになってゆく妬心
わたくしの赤をうすめる髪を切る
鳩時計からもう鳩は出てこない
哀しみを騙しだましたおもちゃ箱
記念日がときどき雪崩つれてくる
わたくしの心変わりを咀嚼する
赤い月きみを疎遠にしてしまう
曼珠沙華自分に嘘をつきとおす
触れないでまだかさぶたが乾かない
半眼の弥勒の笑みにうろたえる
沙羅の花いつもこぼれてしまう恋
(写真:沙羅の木)
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たむらあきこ様
あきこさまの川柳「恋を詠まれた三十五句」ゆっくり、何度も何度も拝読いたしました。ドキドキしながら・・・・・。
ありがとうございました。
逢いにゆく光をすこし研いでから
たましいがまた深爪をしてしまう
月光が洗ってくれている凹み
わたくしの赤をうすめる髪を切る
半眼の弥勒の笑みにうろたえる
今夜の私には この五句がなにか語りかけてくれます。
4/21のブログ「川柳作句法」もありがとうございました。
あきこさまのブログの中で川柳との向き合い方を教えていただいてます。
田村ひろ子さま
お久しぶりです。
前の川柳集を読み返してみました。「恋を詠む」川柳は、時実新子先生の足元にも及びません。(当たり前ですが)
神戸の大会では、先生の句が先生の声で句会場に響き渡ったとき、大きな感動をいただきました。ずしりと響きました。
またどこかでお会いできると思います。機会があれば、先生の思い出話などもお聞かせ下さい。
「川柳作句法」、お恥ずかしい限り。
あきこ様こんばんは(^^*)
素敵な句をありがとうございます(^^)
富山へお越し頂けること、本当に楽しみにしております。
兼題はいそこさん書かれた通りです。(いそこさんありがとうございましたm(__)m)
お茶は私もお邪魔してよろしいでしょうか?
伊東志乃さま
到着時刻が13時頃になるかと思います。
姦しくやりましょう。(笑) 詳しくは、またここに書きます。8時頃和歌山市駅を発ちます。あと新今宮→大阪→富山とJRで。
高速バスで疲れると、あとの作句に差し障るので、今回は特急で。
初めての富山、楽しみです。
おはようございます(^^)
13時頃の到着………
私は15時半頃まで仕事なのです(^^;)(^^;)(^^;)
こんなに遅くては前日にお会いするのは無理かな………(^^;)
伊東志乃さま
15時半にいそこさんとお茶ということで、よろしいですか?
それまで富山をゆっくり味わいたいと思います。ホテルは富山駅の近く(句会場の近く)なので、その辺りがいいかな。
富山駅北口からのライトレールに乗り、終点の岩瀬あたりを散策されるのはどうかな?ライトレールは片道三十分です(^^)もし、よろしければ岩瀬のカナル会館のカフェでお会いするのも良いかも(^^)ボートの停泊場ですので少しリゾート気分に成れます(^^)
あきこさま
なにもいえなくなりました。
美しいだけではない、猜疑心あり、躊躇いあり、執着あり、本物の女の姿が見えますね。自分の姿も見えてきて気恥ずかしくもなる。
川柳はこういうこともできるのですね。
半眼の弥勒の笑みにうろたえる
13時にあきこさんを富山駅にお迎えに行き、15時半に志乃 さんと午後のティータイムで合流というのはいかがでしょう?
竹内いそこさま
そうですねー。よろしくお願いします。昼食は電車の中で済ませます。観光(ほんの少し)と、あと作句が中心になりますので、つきあって下さいますか?
観光は、とくに有名なところでないほうがよいのです。近くの、いそこさんがいちばん気に入っているところとか。
すみません、注文を付けてしまって。あとで、時間を調べてアップします。
了解です!! (^^)b