『野村賢悟 第四句集』第一章から20句
独りではない病む妻が居てくれる
人の世や妻のパンツを干している
認知症妻のしぐさが憎めない
神様に近づいていく妻の老い
病む妻も帰れば待っていてくれる
ハミングで寝かしつけてる子守歌
紙コップ握りつぶしている介護
明日生きているかと思う仕舞風呂
妻病んできずなが太く太くなる
しあわせな二人の為に来る夜明け
認知症ぐるぐる巻きになった脳
お父さん愛してますと言う寝言
認知症扉へつける二重鍵
少しずつ空気が抜ける認知症
シナリオはきっと閻魔のたなごころ
出た出ないきれいごとではない介護
妻を看る延長コード尽きるまで
妻に楽させてやりたい宝籤
ゼンマイが時々動く認知症
介護する妻とふたりで笑い合い
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あきこさん選の、
『野村賢悟 第四句集』第一章から20句より、老生の☆印は、
・出た出ないきれいごとではない介護
です。介護の経験から、ついこの句に魅かれました。 板坂壽一
板坂壽一さま
老々介護という言葉がありますが。
著者は、1933年生まれ。
奥様を7年間介護しておられます。
その毎日をブログで垣間見させていただいているだけに、よけい沁みるものがあります。
一昨日届いたばかりの句集ですが、真摯に介護に向き合う句の重厚感は圧倒的でした。
いつまでもお元気でいていただきたいものです。