(^0^;) 名草川柳会(第15回勉強会)
2024/8/20(火)
第17回川柳文学賞受賞作品(正賞)『甘藍の芽』城水めぐみ著より、10句。
- 人間を象りながら濁る水
- 増えたのは楕円を円にするくすり
- 十代のあたしのうつくしい死体
- 背もたれがあればやさしくなれたのに
- くちぶえがきこえる春のくぼみから
- 慎重に折りたたまれた紙の父
- キリトリ線から泣き声が漏れている
- 獰猛なリッシンベンを手懐ける
- 二番目に好きな色から減ってゆく
- 駱駝から降りると町も人も雨
【鑑賞1】上記10句を考える。
【鑑賞2】講師作品(近作2句)
いちにちを闇に巻かれる逃亡者(第60回 水府忌)
逝った友かぞえる指が萎えてくる(第60回 水府忌)
吟行について
吟行地が決まるとネット(Wikipedia)ほかで資料をあつめ、予備知識をたくわえる。その土地の風土や歴史を勉強して行くことは吟行にとってたいせつなこと。だが、そうした予備知識をもとに詠む句のイメージまでつくり上げてしまってはならない。先入観を捨て白紙でのぞむということが、創作にとってはもっともたいせつなこと。
吟行地が有名であればあるほど風土や歴史に立脚した句はすでに数多く詠まれているので、類想句になることが多い。予備知識は予備知識として、それがその場では白紙でのぞむ方がよいもう一つの理由である。
川柳において、吟行は一期一会を探すということに尽きる。〇〇で有名だから〇〇を詠むというのではなく、川柳はそこに〈にんげん〉をからめて詠む。
先入観に縛られてしまうとせっかくの一期一会を見落としてしまう。また、短時間にあちこち移動すれば表面的な句しか詠めない。吟行は観光ではない。簡単なガイドブックなどはあった方がよいが、できればそれを持って柳友とも離れ一人で吟行する方がよいだろう。(たむらあきこ)
【実作&添削】互評&添削。(宿題:「 」 つぎの勉強会のはじめに各自1句白板に書いておいてください。)
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たむらあきこ様
初めまして。城水めぐみと申します。
名草川柳会で私の句集『甘藍の芽』から10句を鑑賞していただき、ありがとうございます。
たむらさんと直接の面識はありませんが、もちろん以前からご活躍されていることは存じておりましたので、大先輩に私の句集を手に取っていただけただけでも光栄ですのに、勉強会で取り上げてくださったと知って、心から嬉しく思っております。
またどこかの大会でご一緒したいです。
その時はどうぞよろしくお願いいたします。
城水めぐみさま
勝手にレクチャーで使わせていただいて、申し訳ありません。(__)
まず、〈正賞〉おめでとうございます。
じつは、以前ブログにめぐみさんの句を一句取り上げさせていただいていたのね。
《ともだちがいない色えんぴつの白》という句です。
これは、耐久生涯大学川柳専科での資料の一部として取り上げさせていただいた句。
これらの句をどのように鑑賞したか、お会いする機会があればお話ししましょう。
川柳、この愛すべき文芸を末永く根付かせ発展させるために、少々の努力をさせていただこうと思っております。
ともに、おなじ道でこれからもがんばってまいりましょう。
これからも、めぐみさんの句に注目しております。
ではまた。どこかで。(^^)/
お盆と夏のイベントが続き遅くなりましたが、名草川柳会(第15回勉強会)
お疲れさまでした。
先生は疲れ知らずで、今日あたりは青島吟行の最中ですかね。
毎日暑い日が続きます、ご自愛ください。
今回は速水めぐみ先生の10句を中心に、句についての考え方や鑑賞のしかたに
時間をかけて勉強しました。
まず心象句においては、句は私を詠んでいる、ここからスタート。
そこに足場を置いて、作者はそれぞれの言葉で何を伝えようとしているのか?
自分のどんな気持ちをその言葉に込めたかったのか?
を考え鑑賞する、と言うことでしょうか。
幸い川柳においては、その言葉がどういう意味なのかある程度共通の認識がされており
多少は鑑賞の手助けになるとか。
ひとつの句について、それぞれ自分の考えを発表しますが
本当に色々な解釈があり、聴いていて新たな発見があり楽しいです。
目から鱗、ですかね(笑)
幸いにして当教室には、熱心でレベルの高い二人の女史がおり
彼女たちの考え方や鑑賞を聴くのもホンと勉強になります。
(少しばかり忖度しています。)
沢山の句を作り、沢山の句を鑑賞し
少しでも二人の優秀な女史に近づけるよう頑張りましょう。
井口廣司さま
昨日19時ごろ帰ってまいりました。
機上から、まるで航空写真をみているような美しい四国・淡路島を堪能。
おまけに、関西空港からの帰りの南海電車でこれも初めて見るような美しい夕焼け。
最高でしたね。
廣司さんにも、ぜひいろいろな句会に足を運び、川柳の醍醐味を味わっていただきたいのね。
まずは、近くの川柳塔わかやま吟社から。
お待ちしております。