“気魄”とは、力強く立ち向かってゆく精神力のことよね。ふつう気迫の字を用いる。故・前田咲二先生が、あきこの句《節約の妻の気魄に負けている》を大会で秀句に採っていただいたのもこの語が気に入られたこともあるのね。かつて文武両道の俊秀を集めた海軍兵学校(一説には東大を超える)に学ばれた先生にはよく似合うことばなのね。
気迫と言えば、現代では大谷翔平が浮かぶ。
… 大谷は塁上で、いつものように一塁コーチャーと“頭コツン”のパフォーマンス。しかし、その後に見せた表情はいつもとは違い気迫溢れるものだった。勝利を諦めていないその表情に、中継を視聴していたファンも「鳥肌やて」「やっぱ格が違う」と反応したほか、この日度重なる不可解判定に泣かされたあとに見せた意地の一打だったこともあり「顔怒ってるなw」といったコメントも見られた。…(ABEMA『SPORTSチャンネル』より)
なにを言いたいのか。じつは、あきこにはいまその”気魄”が少し欠けてきているのね。2022年2月、地元紀陽銀行の投資信託押し売りに遭ったことで二年ほど全銀協へ提出するあっせん申立書作成に始まり、関係の法律の勉強などで句作に影響がでた。結局弁護士費用などの関係で泣き寝入りに終わったのだが、そのことが原因でいまだに出版関係の予定が滞っているのね。心理的なもので、時間があっても捗らない。大谷翔平は例の件を克服できたのだろうか。金額はもちろん大違いだが、それ以上に心の傷は残っていると思うのね。これは、当事者にしか分からない。
川柳は”言霊の文芸”である。その言霊にちからを篭められないとなると、やはり読者には伝わらない。気迫とは、まっすぐ相手に伝わるもの。ちからのない駄句を量産しても仕方がないわけで。川柳は、喜怒哀楽いずれを詠んでも”たたかい”の文芸、気迫の弱さももろに伝わるのね。憎むべきは紀陽銀行のなにからなにまで練られ仕組まれた投資信託押し売りというギリギリの犯罪(金融商品取引法違反)。さらに全銀協では嘘八百の答弁書。こんなことがこのまままかり通ってよいものだろうか?
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