(^:^) 名草川柳会(第7回勉強会)
2023/12/19(火)
⑴ 時事川柳(しんぶん赤旗「読者の文芸」たむらあきこ選、入選句から)
武器でなく9条を売る国が良い 砂本 邦彦
〈評〉憲法第9条にある戦争放棄は、戦争を避けるために平和的な手段を用いることを求める。これを世界に広めたいと。
天井のない墓場へと化するガザ 都留あき子
プーチンに勝る蛮行ネタニヤフ 折田 和喜
身を切れと万博だけはなぜ切らぬ 大和 峯二
頼り甲斐ない政治家と宝くじ 森井 征之
軍拡のように支持率広がらず 佐藤 隆貴
適材も適所もやがていなくなり 石の丸三坊
ご機嫌のペンに任せている夜長 北村 善昭
新米を塩で握れば五つ星 岡本 信也
生きる権利俺にもあると熊の弁 吉岡日出樹
貧しいと知って聞き分けよい子供 三神 玲子
女房が元気なお蔭ハネ伸ばす 田尾 八女
来年のカレンダー来て気が焦る 江藤 弥生
チャンネルを回せばグルメ目で食える 山崎 元
(川柳マガジン12月号「難解句鑑賞」(濱山哲也)から)
時事川柳②
時事的な川柳というのは怖いもので、大きな誤解を生むことがある。かつて大論争となったのが、
老人は死んで下さい国のため 宮内可静
僕が川柳をやる前、平成9年頃だったので、リアル(現実)には知らないが、なるほど解釈が二分する作品。
重要なのは、誰がどう言ったかではなく、読み手が川柳人としてどう解釈するかである。
可静作品は『主観句』ととるか『客観句』ととるかで正反対の意味合いになる。主観だと本人のセリフ、客観だと国家権力のセリフとなるからだ。
そもそも川柳の基本姿勢は〝強きをくじき弱きを助ける〟であるから、これに照らし合わせると後者ということは歴然で、ナンだカンだと騒ぎ立てることはない。
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⑵【鑑賞】上記14句を考える。
【講師作品】乱調も足さねば生が錆びてくる
【自句自解】瀬戸内寂聴(晴美)の小説に『美は乱調にあり』があり、読んだことのあるかたもおられるだろう。我われはみな一度きりの人生を生きている。おとなしくレールを外れない生き方ももちろん否定するわけではないが、レールを外してみることで人生が生き生きと豊かに深くなるということもあるのではないか。
参考:「美はただ乱調にある。諧調は偽りである」は、アナキストである大杉栄が残した言葉。この言葉は、規則性や秩序性ではなく、不規則性や混沌性が美しさにつながるという意味を持っている。大杉は、自由主義的な思想家として、自由と平等を求める社会運動に取り組んでいた。
【実作&添削】互評&添削。(宿題:「時事吟」 つぎの勉強会のはじめに各自1句白板に書いておいてください。)
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