一人暮らしの高齢者とみると、ハメにくる。かれらは複数人でチームをつくり、動いている。高齢者をなめているので、断っても、断っても引き下がらない。買わせるまでは、けっして引き下がらない。
ノルマがあるのかどうかは知らないが、こんなかれらからどうして金融関係にうとい高齢者が逃げ切れるだろうか? 銀行は(銀行すらも?)信用できなくなった。時代は変わったのである。
どうか、みなさま、くれぐれもお気をつけて。下記はちょっと長いかもしれませんが、ネットから。あきこの二の舞を踏まないためにも、ご参考まで。
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銀行で投資を勧められたら?銀行員が叩きこまれるセールストーク、4つのテクニック
手の内を知り、自分の頭で考えよう
「あのおじいさんは、孫に定期預金で残したいと言っていたから、勧誘して外貨建て個人年金にさせたよ」「ウチの銀行で手数料が一番高い商品じゃないですか、さすがですね」
これは、私が勤務する銀行の食堂で聞いた実際の会話です。多くの銀行員は残念ながら、顧客のことより、金融商品のセールスノルマ達成を第一に考えて提案しています。
銀行員のセールストークの中身を少しだけ明かしてみたいと思います。もし、銀行員からしつこく勧誘をされたら、正しい判断をする参考にしてみてください。
ここで説明するのは、私がセールストークの研修でたたき込まれた話法です。目指すのは成約ですので、限られた時間でいかに有効な会話をし、成約までこぎ着けるか、ということに重点が置かれています。
これらは、個人年金や投資信託など、リスクを伴う金融商品を勧誘する際に使われます。銀行には預金、融資など様々なサービスがあり、それぞれにセールストークが存在します。
その中でも金融商品を提案するセールストークは、安全を一つの看板にしている銀行がリスクを伴う商品を勧誘し、成約に結び付けることが目的なので、特に緻密に作られています。勧誘する銀行員は金融商品だけを専門に扱う人間が大部分です。
担当になれば、朝から晩まで金融商品を販売しなければなりません。そのためのセールストークを身に着けることは銀行員にとって死活問題です。みんな必死に習得します。
4つのテクニック
銀行に限らず、一般的な営業術にも共通すると思いますが、セールトークには主に4つのテクニックがあります。
1.導入:共感と親近感で懐に入り込む
2.危機感:このままではいけないと思わせる
3.提案:「だからこれなんです」と必然性を強調
4.クロージング:断わる理由を考えさせない
まずは店頭なら来店を、電話なら日頃の取引などに対するお礼などを述べ、会話のきっかけにします。ここで相手に逃げられるなら深追いはしません。最初の会話(ファーストコンタクト)から拒否反応を示す相手は、無理に押ししても良い結果は出ないからです。
呼びかけに答えてくれたなら脈はあります。遠慮しすぎず、かといってなれなれしすぎない間合いで会話を進めていきます。ここではとにかくスマイル!笑顔で好感度を与え、相手の緊張を解くのが狙いです。
このままではいけないと思わせる
挨拶から始まる導入部に付き合ってくれた人は、時間がある、あるいはセールスしやすい人になるわけで、ここで目的に引き込むことになります。「ところで、話は変わりますが」「そうそう」などと、話題の転換が入るのが特徴です。
ここでのポイントは危機感をあおる発言を挟むことです。「現在は定期預金の金利も低いですよね」などと、相手の危機感を掘り起こすキーワードを提示します。ここでの反応により、次に進むか今回は引くか(反応が薄いなら無理押しはしない)を判断します。
銀行で投資を勧められたら?銀行員が叩きこまれるセールストーク、4つのテクニック
手の内を知り、自分の頭で考えよう
「だからこれなんです」と必然性を強調
危機感をあおるのは、当然ですが提案に結び付けるためです。ですから、相手に応じてしっくりくる危機感を掘り起こす必要があります。
たとえば孫にお金を残したい(かも知れない)高齢者には、「今の低金利では、定期にしておいてもほとんど増えないですよね。そこで、この商品なら長期保有することで、あなたのお金を増やしてお孫さんに残すことができるんです」などと切り出します。
「そのためには最低10年は保有して頂くなど条件がありますが、それについてもしっかり説明しますから」などと、本題に入ります。
断わる理由を考えさせない
ここでは、断わる理由を考えさせない話法が重要になります。決め台詞は「好評を頂いています」「皆様に提案させていただいております」「ぜひおすすめです」などがよく使われます。
「おすすめです」は魔法の言葉です。あくまでおすすめと言っているだけで、絶対儲かるなど断定的発言ではありません。それでいて訴求力を持っているのです。契約して頂き、その後の運用が芳しくなくても、銀行はおすすめしただけで選んだのは顧客だと言い逃れもできます。
断られることも当然あります。その場合のトークも用意されています。真っ向否定ではなく、疑問や不安をかわす、あるいはほかに話題を逸らすのです。
例えば、「リスクがあるから」と不安そうなお客様には、「リスクというのは動くということです。つまり元本が減るのも、増えるのも同じようにリスクです。そう考えるとリスクという言葉もそれほど怖くないですよね?」などと、不安を逸らします。
国民生活センターが注意喚起する事例
独立行政法人国民生活センターのHPでは、このような事例が記載されています。
<銀行で変額個人年金保険を勧められ契約した。元本保証と思ったが実際は違い、解約すると元本を割った。 説明の際には年金原資保証といわれたので、元本保証と思ったが、翌日確認のハガ キを見ると違ったため解約を申し出た。すると既に国債を購入したため、その時の時価での解約と言われた。結局4万円の損となった。 (60 歳代 男性 自営・自由業)>
<以前から取引のある銀行員が訪ねてきて、ドル建て投資型個人年金保険を 70 歳代後 半の母に勧めた。母は銀行なので定期預金と思い契約したので、翌日契約の無効を申し 出たが、すでに運用が開始され為替差損を請求された。当該商品は保険料を銀行口座に 振り込むタイプの商品で、約款にはクーリング・オフができない旨が記載されていた。 納得しなくてはいけないか。 (40 歳代 女性 給与生活者)>
参考引用:金融庁HP/第 28 回金融トラブル連絡調整協議会報告 「金融トラブルの苦情相談件数と最近の事例」/平成 17 年 1 月 31 日 独立行政法人国民生活センター
あくまで投資は自分の判断で
金融商品は、その人その人でリスクの許容度、考え方はまちまちですので、買ってはいけない商品、買っても大丈夫な商品などは存在しないと私は考えます。ただ、銀行員がおススメしているからといった他動的なきっかけで始めるのは危険です。銀行員の手の内と狙いを知り、会話の主導権を握らせないことが大事です。
主導権を持って聞けるなら、銀行員の商品説明を聞くことも無駄にはならないでしょう。社会情勢や経済動向など、彼らは勧誘に役立てようといろいろな情報を調べています。そうした話しも聞くだけなら邪魔にはなりません。
もし勧誘に付き合っても、主導権を握られていなければ、いつでも退席することができます。そのまま銀行員に全幅の信頼を置いて任せるべきではありません。
投資は自発的、能動的に、リスクも許容できる自己判断で行うべきです。
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トラブルを避けるための二つの考え方とはいえ、研ぎ澄まされ訓練を受けたセールストークに立ち向かうのは難しいかもしれません。そこで、この記事を最後まで読んでくださった皆さんに二つの考え方を紹介します。一つ目は、銀行員が何を話そうと決めるのは自分自身だから、約に立ちそうな情報だけうまく吸収させてもらおう。話を聞くだけなら無料だから、という姿勢を取ることです。ももう一つは、銀行員は私をだまそうとしている、私に危ない商品を売りつけようとしているに違いない!と一切接触しないこと。この二つは極端な例ですが、上記したように金融商品販売をめぐるトラブルがある以上、悲しいことではありますが、現実的な考えではないでしょうか。
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