Loading...Loading...

 我われは異なった価値観をもっている。価値観とは、何に価値があると認めるかについての考え方よね。我われがものの価値を判断するとき、そこにはそれぞれの根底となる見方があるのね。

 価値観はそれこそ多様。多様ではあるが、まったくのランダムというわけではなく、国によって、また地域によってなど等傾向がある。加えて、時代とともにそれぞれの価値観も変遷してゆくと考えられるのね。

 親子でも、価値観が大きく異なるということは当然ある。価値観が継承されることももちろんあるだろうが、思索の積み重ねによって、新たな価値観がうまれることもあるのね。世代や時間を超えて価値観を継承しつづけるというのは、目まぐるしく変わる現代においてはむしろ奇跡とも思われるのね。

 人のもつ価値観は、その人の具体的な行動となり生き方として現れる。我われは、それぞれが一回きりの人生である。来世があるなどということは、よほどのことがない限り信じ切れることではない。短い人生、価値のある時間の使い方をしたいとは誰しもが思うことだろう。

 わたしはどちらかというと古風なところのある人間なので、いままで仕事や子育てや介護などを当然の義務として受け止め、その間は自分の時間を削った。束縛されない時間をもつことがいちばんの幸福だと切望していたため、そのあと再婚もせず独りで生きてきたのね。

 川柳をはじめたのは四十代の後半だったが、本格的にはじめたのは父を見送ってから。そのあとも仕事はしているが、いままでの人生で最も豊かな時間だと思うのね。そんな時間の中での川柳作家としての自己実現、これこそが生きる意味だと考えている。

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K