魂呼ばい(たまよばい)とは、死者のたましいを生者が呼びかえす行為。死者の復活の可能性が信じられていたところからくるのね。
わが国ではいまは屍は火葬に付されるのが一般的。火葬からは復活の観念は生じにくいが、火葬が定着するまでは土葬が主だったのね。死者の出た家の屋根に登って、大声で死者の名を呼んだりする風習もあったとか。それを魂呼ばいというのね。
魂魄(こんぱく)ということばがあるが、魂(こん)は精神を司る精気で、肉体を司る魄(はく)とが対比されているのね。人が死ぬと魂は昇天し、魄は屍が埋葬されると地に帰ると考えられた。あきこの関心のある古神道では、森羅万象にマナ(霊魂)が宿るとするのね。折口信夫『霊魂の話』によれば、マナは肉体から容易に遊離し、付着すると考えられた。
ところで。今月27日に28日の川柳大会参加を兼ねて宮崎県に行くが、29日には朝から延岡経由で天岩戸神社に行って、じっくり吟行をしようと思っている。天岩戸神社では、一昨年12月に、初めてご神体にしめ縄を張ることが実現したというのね。神話では、ご神体そのものにしめ縄が張られているとの記述があるのね。(上の写真は、天照大御神がおかくれになったという天岩戸。ご神体です、合掌。)
ご神体は、川を挟んで西本宮の対岸にある。うっそうとした木々に覆われ、以前は拝殿裏の遥拝殿からもはっきりとは認識できない状態だったとか。地上50メートル、上からも70メートルの断崖絶壁の中腹で、近寄るにはかなり危険が伴うというのね。
プロの登山家さんたちの協力で、しめ縄張りが実現。神社創建以来、初めてご神体にしめ縄が張られたのね。天岩戸が神話に描かれている風景と同じになったということ。神話の地をゆったり歩いてくるのもいいと思うのね。
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