和気慶一氏はわたしの句をよく秀句に採ってくださったお一人。受け止め、評価していただいたことへまず感謝。そんな氏の訃報は寂しい。尾藤三柳師、前田咲二先生、日野愿氏、そして和気慶一氏。ご冥福をお祈り申し上げます。ありがとうございました。
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短句(十四字詩)
自傷に向かう桃のアンニュイ
境を往き来せまる終焉
美は乱調へ境はみ出す
月を齧ればまなざしが凪ぐ
深浅言わずかじる書の森
絵文字が曲げるきみのイメージ
曲げられぬもの曲げた頬杖
つらい場面を曲げる差し水
譲り切ったらこの世から出る
夢のかけらを譲りたい骨
譲るはなしへ近い水音
陶器市までかぜが道づれ
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