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☆… 目次から、なんと59回の吟行旅行と分かり、先ずびっくり致しました。
とても千句を読破しての鑑賞などは烏滸がましい。勤務経験のある富山に限定し、感想を書かせていただきます。
越中八尾35句・立山賦25句・氷見賦18句でございます。
まずは、おわら風の盆。単身赴任の慰撫を兼ね「のど自慢」があるからと案内してもらった記憶。出場の30人以上の方が全員「おわら節」には吃驚しました。「マスターするまで大阪には帰れませんよ」と、その場でその年の「風の盆」に行く計画がまとまりました。艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊りに何となく色っぽいさを感じるものの、胡弓の音色は極めてうら悲しい。それゆえ来訪者を魅了するのかもしれません。

たしかめる越中八尾のかぜの肌
路地へ出る胡弓の響きかぜに似る
かぜに音色交えて夜を織りすすむ
編み笠の項にねっとりと視線
忍び道含み笑いをくりかえす
越中おわら節あいまいがかぜになる
濃く淡く路地へと泣きにくる胡弓
いっさいは空編み笠に顔がない
石垣だったのか妬心を積んだのか
すこし後ろをついてきたのは八尾の灯

もう25年前の記憶ですが、何回も見て感じた「風の盆」を、一度の吟行で体得表現をされる川柳への情熱に感服いたしました。
次に、立山賦。吟行千句で「賦」が付いているのは立山と氷見の二か所だけ。わたしの場合は「賦とは何ぞや」から始まりました。意味は「早春賦」からも分かりますが、大伴家持の「立山の賦」によるものと理解いたしました。

太刀山の漸く立ちあがる 朝陽
帰心は雁へ 続く果てにはやみがある
くれないの裳裾を曳いて遠くなる

そして、難しい地名が詠み込まれていますが、2014/4のブログのころから調べていた事で、高岡市渋谷のこと、また岩礁が露出した荒磯は景勝の地である。
やあ、お久しぶりと親近感が湧きました。

立山と向き合うわたくしの荒磯
渋谿の崎に寄せては返す哀
鳥の声何処かと問えば水に影
射水河ほとりに家持の思惟

最期に氷見賦。強行軍の吟行の中で、食事タイムのように感じました。

水氷大量 魚へ一切経
弁財天に手招きされるおもてなし
白エビの白を重ねる氷見漁港
ワタリガニカワハギ椀の中の銃
蛍イカからきのうへ回りだした独楽

その他、各地への吟行句および川柳勉強法のサゼスチョンなど、時間を掛けて勉強させていただきます。… (原文ママ)

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