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 23日。隠岐神社へ。隠岐神社、上皇の生活空間である行在所(あんざいしょ)跡、御火葬塚で長い時間を歩いた。参道の桜は、蕾が膨らみかけていた。

 若いカップルが一組、「隠岐神社前」で菱浦港から乗った同じバス(14時半発)を降りたが、あと見かけたのは神社関係の女性一人のみ。ほか誰とも出会うことのない時間をひたすらごとばんさん(後鳥羽上皇)のたましいに触れるように歩いた。

 配流(はいる)後、後鳥羽院は「万一にもこの世の妄念にひかれて魔縁(魔物)となることがあれば、この世に災いをなすだろう。我が子孫が世を取ることがあれば、それは全て我が力によるものである。もし我が子孫が世を取ることあれば、我が菩提を弔うように」との置き文を記したのね。死後は、怨霊と化したと見られていた。

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