野(や)を行けば野に背かれている独り
いまにして思うよき妻だったなあ
よき妻で貧乏所帯零さない
よき夫そいつは忸怩たる想い
世事に疎い二人ままごとだったなあ
逝く秋の真っ只中に独り居る
俎で往生際の悪い僕
日が暮れる明日は山が動くだろ
コンビニの無味素っ気無さそれがよい
突然にやってくるのが十二月
行方不明になってやろうか冬が来る
言い知れぬ不安ひとりでめしを食う
悠悠とゆくではないか雲一つ
老いたのでD51はもう走れない
冗談で別れ話が言えますか
何ということ三面鏡の後頭部
教師から不良呼ばわりされていた
頷いているが裏切るやろ此奴
アバウトで餅を焦がしてばかりいる
葬は要らぬ骨は拾うなまして経
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いつもブログ楽しみに拝見しております。
10数年前に拙い川柳を始めたころから気になる句をPCに書き留めていますが
日野愿氏の句も調べたら入っていました。
・夕立のお詫びのように虹が出る
・投票にだけは一緒に行く夫婦
・よく生きてこられた誰も殺さずに
・人様の信号無視は許せない
前から気になっていた愿さんの読み方もあきこさんに取り上げて頂いたお陰でようやく
読めるようになりました。
愿氏のようなピリッとワサビの効いたような句をいつも詠みたいものだと思っています。
お暑いなかお体をご自愛下さい。
佐藤彰宏さま
ありがとうございます。
あまり手元に掲載柳誌のない中からの20句なので、愿さんの代表句というわけではありません。
でも、20句あつまるとそれぞれに存在感があり、驚いています。
きちんと初期からの句をあつめられるといいのにと思ったことです。
本日コメントでいただいた句も、悪くないですね。
ますます、もったいない。
なんとかならないものかと思ってしまいます。
魅力のあるかただったので、句も魅力がありますね。
やはり生き方かな、句は人そのものですから。
コメント、ありがとうございます。
とてもうれしく拝見いたしました。
またよろしく。(*^^*)