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 川柳の句会は、複数の人々が自作の句を出し、選者の選を経て評価され、披講を聴くことによって自他の句を鑑賞するために行われる集まり。多くの場合、句評は無い。互選もあるが、選の多くは一題につき一人の選者によるもの。二人以上の選者による共選もある。

 対して俳句の句会は、あらかじめ決められた数の句を小短冊に一句ずつ書き、句会当日に提出。参加人数にもよるが、一人3句から5句だろうか。とくに題が決められていなければ、ふつうはその季節の季語を詠み込んだ句(当季雑詠)が出される。

 川柳の句会はあらかじめ題が決められていることがほとんどだが、俳句の句会は上記の通り。しかし、題が決められている題詠の句会もある。題は季語(季題)であることが多いが、とくに季節とは関係のない題もある。また、題詠と当季雑詠を両方出句させることもある。句会当日以前に決められ、参加者に通知される題を兼題という。句会の席上はじめて発表されるものを席題というのは、川柳の句会も俳句の句会もおなじ。席題は限られた時間内に即興でつくる。

 名所旧跡などで目に触れた事物を素材に、即興的な作詠をたのしむのが吟行。俳句では古くから行われたようだが、川柳でも新川柳勃興期の早い段階から取り入れられている。吟行句会は、最近川柳でも多くなってきたようだが、吟行と句会を組み合わせたもの。締切り時間まで散策、嘱目吟(しょくもくぎん:実景を見ながらつくった句)をつくり、あとそれを持ち寄って句会を行う。わたしが2007年から参加していた点鐘散歩会(てんしょうさんぽかい:川柳の吟行句会)もその方式だった。下記は、ネットから拾った川柳の嘱目吟と俳句の嘱目吟。ご参考まで。(作者名省略)

【川柳】
まちがいはそうね上から降ってくる
物語の中を必死に歩いている
言えなかったことが散らばる床一面
手ざわりも匂いも金貨だとわかる
当然のようにまあるくなるりんご
羽ペンを走らせ春を書き留める
椅子ですかこの世の春の膝ですか
七色の雫分け合う虹の下

【俳句】
湯煙に万緑けむり立ちにけり
躑躅散る窓や味噌玉作りつつ
夏のれん押せばとり天香りけり
猫のことも気にかけ夏の地獄蒸し
ブーゲンビリア蒸し卵割れば金
みゆき屋の蒸し湯入口いよいよ暑
夏夕べ谷の湯を守る不動尊
湯の川の音尽きざるや夏つばめ

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