ここ数年自身の一行詩にばかり気を取られ、なかなかひとの詩まで読む余裕がなかったのだが。ひさしぶりに、神職・学者であり、詩人でもある畏友の最近の詩を記してみる。伊勢市在住の小堀邦夫氏。
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★街灯ひとつの夜道を一匹のかまどうまが横切ってゆく、秋は店閉いですと。
☆河原の白い石は、白い風を興(おこ)し、人を清めてくれる。
もみじ葉がはらはらと降る真昼。
☾黐(もち)の木の緑濃い葉末が揺れて、苔や歯朶(しだ)の生えた太い幹が蒼さびている。
つつましく、じっくりと生きてきて、また冬に向かって立っている。
淋しさを問う者はいない。
⭐さまざまな喧騒の中で、追われるように働いていた。
あなたの声を聞きたいと願っていたが、電話は鳴らず、このまま十二月の多忙に沈んでゆく。
立ちどまると、山茶花(さざんか)の蕾がひとつだけ紅を差してふくらんでいる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小堀 邦夫(こほり くにお、1950年9月6日 – )は、日本の神職、作家、詩人。元靖国神社宮司、神宮禰宜、神社本庁参与。
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