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 喜八郎氏とは、平成17年?の秋ごろ、発足したばかりの川柳マガジンクラブ大阪句会でご一緒したのが最初。それまでもセンマガ誌上で見かける氏の句には独特のものがあり、注目していた柳人のお一人だった。
 喜八郎氏のご紹介で、%(パーセント)句会や川柳文学コロキュウム句会にも足を運ぶようになった。当時を思えば、これらの句会がなくなったのは淋しいかぎりである。ほか、かつて出席していた句会で、明暗、黎明、とらふす、ふらすこてん、天守閣と、ここ十数年でなくなった句会は多い。そのいくつかに喜八郎氏も出席されていたのである。
 氏がてん長(点長)をつとめられる交差点句会は人気で、今年13回目の誕生句会を5月8日(金)に開催。当日は尺八の演奏もあるとか。もちろん、出席させていただく。
 『前田咲二の川柳と独白』のあとがきに、弔吟《太陽が沈む音無き音立てて》(嶋澤喜八郎)を収載させていただいた。
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柳人紹介❻ 嶋澤喜八郎さんの20句
太陽が沈む音無き音立てて
ぶらんこを漕ぐ前向きに前向きに
同じ陽の中天にあり原爆忌
私が選ばれたのは消去法
日の丸の赤い部分に水をやる

封切らぬまま波音を聞いている
原文のままの私を差し上げる
起立礼そして戦は始まった
鳥になるチャンスだ誰も見ていない
ツユクサが咲いてるバスは出たばかり

お隣の洗濯物が濡れている
素晴しいサラダだ春の跳躍だ
秋だろう緊急ベルを押したのは
忘れ物して来たらしい帰り花
私の影が私になつかない

冬に入る色えんぴつを並べかえ
私の出自を蝶は知っている
私のどこを押しても灯がともる
沈黙も答の一つ寒椿
一人より二人 三人より独り

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