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 手元に新家完司氏の『令和元年』がある。先日、いつものパウダールームで一気にさいごまで読ませていただいた。氏の川柳集の紹介として、「透徹した眼と洗練された言葉、清純簡潔な表現が織りなす川柳集の第七弾。」という出版社のコピー?があるが、その通り。(とくに青字の部分に共感するのね) 清純は氏の人柄でもある。シャイなところもあるが、器が大きく温かい。氏の包容力は周囲がつねに感じていることだろう。この方も、サムライ。
 前田咲二先生は、「完司はともだちじゃ(ママ)」と仰ったのね。出版が遅れに遅れている『前田咲二の川柳と独白』のあとがきに、氏の弔吟《咲二師の格調語る公会堂》(新家完司)を収載させていただいた。
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柳人紹介❺ 新家 完司さんの20句
咲二師の格調語る公会堂
蔵はないけれども貯金箱はある
気前いい友だちみんな金がない
肝臓は強いが心臓は弱い
心技体合わずに脚立から落ちる

礼節を育んできた米の飯
閂を外しなさいと桜咲く
ごきげんようごきげんようと桜散る
前頭葉あたりはいつも春霞
おっぱいが気になる僕も哺乳類

リハーサルなくても出来る孫自慢
専用機ないが専用チャリはある
嬉しくてぐいぐい泳ぐ鯉のぼり
神さまを呼んでいるのに蜂が来る
ナメクジとデンデンムシは親戚か

廃屋が廃の形に朽ちている
ゴキブリは貧乏神の召し使い
ふくらんできた中国の鼻の穴
奥さまと地球をもっと大切に
ナビゲーターなどは要らない霊柩車

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柳人紹介❺ 新家 完司さんの20句”にコメントをどうぞ

  1. 新家 完司 on 2020年2月17日 at 9:30 PM :

    こんばんは~。
    表題を見て、びっくりぽ~~~ん! 開いて内容を拝見して、
    まことに恐縮、且つ汗顔の至りです。サンキューべりマッチ!
    咲二先生の御本、編集ご苦労さまです。発刊を楽しみにしています。

    • たむら あきこ on 2020年2月17日 at 10:51 PM :

      新家 完司先生
      断りもなく、勝手に書かせていただいてスミマセ~ン。(__)
      先生の20句、もっと拾い上げたかったのですが。

      咲二先生の本、昨年9月出版の予定がこれほど延びているのは、いわゆる〈柳言〉の部分が少ないから。
      松岡さんに以前の編集後記からさがしてもらっているんですが。
      たぶんいまは新企画のことで忙しいんじゃないかと。
      やっぱり自分の本は自分で出しておくのがベスト、ですよね。

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