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 ※2月いっぱいで抄出を終えるため、急いでいます。2月28日からの台湾、楽しみにしているのね。台湾川柳会の大会出席が目的ですが、その前後はいつも通りの吟行。なにに焦点をあてて詠むか、いくつか考えておかないといけない。一昨年12月のインド吟行を思い出す。小さな花かごのロウソクに火を点けてガンジス川に流したのは、前田先生の輪廻転生を祈ってのこと。

前田咲二遺句集 平成9年』【32】
お目が高おすなと客をおだて上げ
迂回融資がぼくへ迂回をしてくれぬ
何を待つわけではないが生きている
留守電に昨日が残る二日酔い
恋すすむ畳で死ねぬかもしれぬ
大ジョッキこつんと女対女
もらった切符の隣の席が空いている
最高の国に帰ったパスポート
タイムカード押して掟の中に入る
いとはんとこいさん同じ艶ぼくろ

初任給百円亡母は泣きました
弾けないように熟した恋を抱く
子の継がぬ道 黙々として歩く
本当の自分を探す回り道
父を越えたくて亡父の蔵書読む
お仕置きの蔵の天井高かった
鬼になり切れず仏になり切れず
こども国会には居眠りも野次もない
七桁へますますぼくの筆不精
古希の目に焼きついているきのこ雲

捨てたのも拾ってくれたのも他人
左遷地でゆっくり脱皮しています
伍勤上等兵が自慢の亡父だった
一人歩きしたがるぼくの影洗う
残暑お見舞い煮えきらぬ女から
ハンドル捌きも女さばきもやわらかい
自分史の筆さらさらと波瀾編
同伴出勤してとてふてふから電話
バンザイの中へ異論を封じ込め
秋風へ言い訳一つ用意する

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