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2月いっぱいで抄出を終えるため、急いでいます。

前田咲二遺句集 平成6年』⓭
裏方に徹して祈ることばかり
あてにならんお人へ裏戸開けておく
泉州の沖に明日の風が吹く
ピカソみたいというのは下手ということだ
八起き目の手に握られているヒント
百円を割るレートへ旋盤がきしむ
傷口にふれぬ言葉をよっている
一匹の蟻にも選ぶ道がある
河内音頭きこえる足が速くなる
ネクタイの裏におもろい絵がござる

歯車のひとつ背いている音だ
水族館でしばらく夢を見ています
化粧するおんなの顔が面白い
シベリアの土に遺してきた祈り
幼友だちに小さい借りがある
ぶっちゃけたはなし儲けはありまへん
ようそんなきのうの今日やおまへんか
女とは美しきかな 阿波踊り
職安で余生を値踏みされている
影武者に尻尾を踏まれてるようだ

イエスともノーともとれるように言う
糸電話のころからおんな長電話
超美技が支えるパーフェクトゲーム
お大師さんの道伝説が落ちている
ちちの余白ははの余白がわかりかけ
闘いをやめた男が書くコント
ぼくに似た男が血の池で泳ぐ
だんじりが派手に壊してくれはった
あいつからおまえと呼ばれとうないわ
ハンガーに家族の今日が吊ってある

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