以下、松橋帆波氏の全文。ありがとうございました。
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たむらあきこ川柳集「2010年」
転生の途中ですするかき氷
たむらあきこ川柳の、一丁目一番地を奏でる一冊。たむら氏の作品の魅力は、精神と肉体をつなぐ部分への、妥協を許さぬ視線であろう。その研ぎ澄まされた結晶は「一読明快」ならぬ「一読名感」として、読む者の感情を揺さぶる。川柳界は、読者と作者の重なり合いが強い世界であるが、読者として受けた感嘆が、作者としては頚木(あきこ註 くびき)からの解放への免罪符となる。凡人の試みの三歩先くらいに、たむらあきこ川柳は足跡を残しているのだ。憎らしいほどに自由であり、緻密であり、大胆である。たむら氏の「物狂い」の一環、思索の巡航速度に触れられる電子版。まさに「幸運」といえよう。
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