Loading...Loading...

 昼過ぎ、柳友から電話。
「ぼくらみたいなぺえぺえが句集出してんのに、あの大御所の咲二さんが出してないって、ナイわなぁ」
「そうなのよね。いくら本人が出さないって言うても」
「咲二さんの句を読みたい人はいるよ。幻四郎さんも出さんかったしなぁ」
「なんとかならんかと思ってんのよ」
「咲二さんの気持ちはそうでも、日本の、川柳界のためと考えて、勝手にやるかやな」
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
 以前上野楽生氏から16年前の番付表を郵送していただいた。大番傘川柳本社句会の歴史の一コマとして、柳人にとっては興味深く見逃せないもの。ここに一部を掲載させていただく(数字は年間入選句数)。句会での年間出句数は144句。前田咲二(まえだ・さくじ)・森中惠美子(もりなか・えみこ)両横綱の入選率は、なんと5割を超えていることになる。
[蒙御免 平成13年番傘川柳本社句会番付表 参加者259名中上位40名 行司 物種唯修 作成 上野楽生]

横綱 前田 咲二 80句
大関 中島 正次 52句
関脇 玉利三重子 51句
小結 長江 時子 48句

前頭一 瀬川 幸子 43句
前頭二 萩原五月子 41句
前頭三 足立 淑子 40句
前頭四 住田英比古 39句
前頭五 田中 新一 39句
前頭六 内藤 光枝 38句
前頭七 杉森 節子 37句
前頭八 小林すみえ 37句
前頭九 久保田元紀 34句
前頭十 吉村 雅文 33句

十両一 岩井 三窓 32句
十両二 紫本 太郎 32句
十両三 片岡 湖風 31句
十両四 山路 節子 31句
十両五 上田  仁 31句
十両六 大村美千子 30句

西
横綱 森中惠美子 77
大関 小西 幹斉 52句
関脇 吉道航太郎 51句
小結 中田たつお 43句

前頭一 本庄 東兵 43句
前頭二 入口とみお 40句
前頭三 柏原幻四郎 39句
前頭四 青木 勇三 39句
前頭五 榎本 信治 38句
前頭六 田中喜代志 38句
前頭七 原  宣子 37句
前頭八 松本あや子 34句
前頭九 亀山  緑 34句
前頭十 磯野いさむ 32句

十両一 西 美和子 32句
十両二 片岡 加代 32句
十両三 吉道あかね 31句
十両四 北沢 尚子 31句
十両五 塩谷 幸子 30句
十両六 植野美津江 29句

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

柳人 前田 咲二の軌跡‥[蒙御免 平成13年番傘川柳本社句会番付表 参加者259名中上位40名 行司 物種唯修 作成 上野楽生]”にコメントをどうぞ

  1. 竹内いそこ on 2017年10月14日 at 4:38 PM :

     あきこさま
     
     読みたいです!!!

  2. たむら あきこ on 2017年10月14日 at 8:29 PM :

    竹内いそこさま
    ほとんど句会に行けないのね、よみうり時事川柳の選者を始めると。
    時間的に、ほぼ毎日拘束されるから。
    もっと自由に晩年を楽しみたかったのではないかと、ある意味気の毒。
    でも、新聞の選を通じて、投句者と読者をこの上なく喜ばせたことは間違いありません。
    あきこから見て、完璧な仕事を残されたと思います。
    全然違うのね、先生のコトバの扱い方というか。
    やはり川柳の横綱なのです。
    どんなところにいても誠心誠意努力して、その位置で自分を活かし、自らも楽しむという意味のことを語っておられました。
    編集同人には、ときどき食事をふるまって労をねぎらってくださいました。
    結局、人生の達人なのね。
    透徹した人間観をもっておられたのではないかと思うのね。
    この先生でなければあきこも瓦版との縁はなかったと思います。
    まさかの時事川柳結社に誘われて入ったのですから、周囲も驚いたでしょう。

    深い信頼感で支えさせていただいた十年間を、忘れません。(先生があの世からこの一文を読んでくださるようにと思います)

  3. 昌紀 on 2017年10月15日 at 6:47 AM :

    あきこ様
     番付表、以前も当ブログに掲載していただいたと記憶しておりますが、その時はあまりじっくり見ていなかったように思います。
     今、じっくり眺めさせてもらうと、
    ① 親しくさせていただいていたものの、多分体調不良でお見かけしなくなった人やなくなった人達のお名前を懐かしく拝見したり…
    ② 結社が違い、別の小句会でご一緒し親しくさせてもらっている人がずいぶん上位にランキングされていて、次から口のきき方を変えないかんなと思ったり…(入選率がその人の川柳力を示すとは限りませんが、一番確かなものさしでしょう)
     瓦版は、あきこさんには二番目に似合わないとズ~ッと思っていましたが、生意気を言うようですが、有意義な回り道であったように思います。

    • たむら あきこ on 2017年10月15日 at 8:13 AM :

      昌紀さま
      この悲しみをどうしたらいいのかと思うのね。
      人生で最大の「友人」を失いました。
      たがいに、一番の友人でした。(先生は次々に友人が先に逝ってしまったのね)
      弟子であり、友人であり、親であり。
      父と同い年でした。
      素晴らしい方でした。
      「あんたはおれのライバルや」とか、「あんたはおれを超えている」とか、あの立派な方が半分はたぶん冗談で、楽しそうに言ってくださいました。
      ずいぶんお喋りもし、楽しい時間を頂戴しました。
      いろいろと書いて、みなさまに先生のことを覚えていていただきたいのです。
      なんとか、先生の句集も残したい。

  4. 加代 on 2017年10月15日 at 7:19 PM :

    あきこさん、さぞ悔しい思いをされていることでしょう。
    尊敬する方がこの世にいない寂しさは想像するに余りあります。
    前田咲二さまはあきこさんの話から想像していましたが、昨年の広島平和祈念川柳大会であきこさんから「先生から加代さんによろしく伝えてくださいと伝言があった」と言われて、びっくり仰天。会ったことがない巨匠から私にエールをくださったのだととても嬉しく感激したものです。
    でもね・心の中にはいつもあの方の面影が住んでおられること・・しあわせなあきこさんですよ。素敵な先生を友人として親しくお付き合いされたこと羨ましく思います。

    • たむら あきこ on 2017年10月15日 at 10:09 PM :

      加代さま
      もうすこししたら、私の中に先生の居場所が定まることでしょう。
      今年に入っての吟行は、先生に関係するところが多いのです。
      紀伊半島を五條あたりから新宮に向けてバスで縦断したいと思っています。
      あきこと一緒に先生がもう一度ふるさとをゆっくりご覧になれるよう、また先生の歩いたところを逍遥してみたいと思います。
      「最高の人だった」「一流とは、ああいう人のこと」と、今日大会でお会いした柳友も仰っていました。「電話して、よかった」と。先生のご自宅に電話されたようなのね。
      先生を、どう遺すかです。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K