どこにでもある句ではない。すぐれた柳人のあつまる大会に行くと、すぐれた句に遇える。3月30日の「墨 作二郎を偲ぶ会」へは出席127名。下記は先日届いた発表誌から抄出。いくつかの句に眼を洗われた。(再再読、書き加えるかも知れません)
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〈遊〉(筒井 祥文選)
しりとりも尽きて棺の蓋閉まる 川田由紀子
結んではほどくほどいてまた結ぶ 德永 政二
電柱がやっと遊んでくれました 桒原 道夫
遊んだらおもしろそうなしゃれこうべ 天根 夢草
お呼びするまで遊んでいて下さい 小谷 小雪
〈行〉(桑原 伸吉選)
ゴットン!メルヘン行きの汽車が出た 柴本ばっは
ちんちんと住吉行きにいた詩人 中野 六助
野を行けば野に背かれている独り 日野 愿
行きましょうこの世にしがみつきながら 德永 政二
知らんぷりしとく 行間なのだから たむらあきこ
〈点〉(笠嶋恵美子選)
わからない点がたくさん落ちている 街中 悠
近景に鬼点景に作二郎 嶋澤喜八郎
インク壺に忘れたままの返り点 森田 律子
〈鐘〉(德永 政二選)
戦争に行ってしまった寺の鐘 天根 夢草
男ひとりきつねうどんにしみる鐘 北村 幸子
鐘の音のかさなるようにすれちがう 八上 桐子
鐘の音が鐘を放れていきました 石田 都
アネモネをゆらすと赤い鐘の音 岡田 俊介
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