ともに咲くよろこび たむらあきこ
三月下旬。空気の芯に残るつめたさは冬のなごりをとどめている。私は、この頃が格別好きである。日一日と暖かくなり、そのうち桜がぽっと咲く。桜は春の祭り、四季を司る神々からの贈り物である。咲き始めの固く凛とした花のつめたさ、だんだん解けて匂うばかりの満開に至るまで。
「ともに咲くよろこび」ということばがふっと出る。書家の日比野五鳳が絶筆に記したことばである。何万何十万の桜花たちが一斉に空の青を透かして咲き綻ぶ。一斉に微笑んでいる。あたりを支配するのは神々しいまでの静謐。…
本日、川柳塔わかやま吟社6月句会。これから句を詠まないといけないので、つづきはあとで。
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