奈良番傘川柳会の松田俊彦氏が亡くなられたとか。謹んでご冥福をお祈りいたします。
先月15日、生駒市民川柳大会で私の句 「にんげんの砂漠に人間を咲かす」 (題・見事)を秀句に採っていただいた。
この大会が選者を務められた最後の大会なのではないだろうか。披講もなんとなく力のない感じだった。
点鐘散歩会でご一緒したことがある。穏やかで、いかにも紳士、という感じのかただった。
一度、恐縮した思い出がある。
どこかの句会の帰り、エスカレーターで会釈させていただいたとき、「あなたのいい句を(見逃して?)、採れなくて」というような言い方をされたことを覚えている。
川柳マガジンクラブ誌上句会ファイナルの4人共選で、 「いつも何かを促しにくる誕生日」 を採らなかったことを仰ったのだった。新家完司氏、赤松ますみ氏、松田俊彦氏ともうお一人のどなたかとの共選。(この句は新家、赤松両選者に三才?に採っていただいていた)
そういうことをあえて口にされたことに感銘を受けた。
真摯な川柳人でいらっしゃったのだろう。こういうかたと風が擦れ違うように擦れ違いながら、川柳という世界を歩かせていただいている。ほかには特にお話したこともないのに、佇まいが鮮やかに記憶に残っている。
いつかこのかたの遺された句(集)を読ませていただきたい。
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