前月号鑑賞 たむらあきこ
誰もが一度限りの切ない生を生きている。互いにいつまである命かは知らず。川柳を詠むことで生き甲斐を貰い、さらに柳友の絆に支えていただいていることに感謝。
日本丸座礁するなと初詣 完 司
作者の日本を大切に思う気持ちが滲み出ている。
一年のはじまり生きて美をまとう 惠美子
川柳界の女王としての長い歳月。披講の華やかさは天性のエンターテイナーと評する方もおられる。「生きて美をまとう」に、幾つになっても美しく装い〈女〉でいたい執念とでもいうべきものを感じる。
初転び初もの忘れ笑いあう 惠美子
この句も、森中先生の句と思えば笑顔の女傑を彷彿させる。誰におもねることもない自然体の老境。
お賽銭ちゃんと外貨も稼いでる トンボ
賽銭箱も海外からの観光客により、グローバルになってきた。ドルもバーツも入って賑やかなこと。
今年最初の幸運五円玉拾う 尚 邦
もちろん「五円」は〈御縁〉に通じている。目出度い。
福袋外国人とバトルする 誠
観光地前も後も異邦人 早 人
「外国人」と「福袋」を取り合うとは。観光客向けに情報が発信されているのだろう。大阪の地下街を歩いていても、右も左も外国語。
選挙以後ずっとにやけている総理 完 司
安倍総理に恃む気持ちが選挙結果に出ている。批判もあろうが、国民の大多数が安倍さんに日本丸を託している。
出口調査せんでも分かっていたんだよ 義
選挙結果は、圧倒的な安倍自民への支持。
安倍さんものんびりゴルフしてはるし 紀 乃
時どきテレビで拝見するお顔はゴルフのお蔭か精悍。改憲論議だけは慎重に。
秘密法戻ってならぬ昭和初期 千 歩
「昭和初期」をご存じの方のことばは重い。
小沢家に車の来ないお正月 晃 朗
あの小沢さんも斜陽。過去にはいまは別れた夫人からの暴露とかもあって。
エコーさえ戻らぬ北の深い山 紘 一
なんでこう隣近所に恵まれぬ 尚
日本人の忍耐も限度を超える。「拉致調査」など、する気もないことをにおわせてカネでもむしり取る魂胆だったか。
減ることに馴らされてゆく高齢者 明
年金の蛇口絞っていく政治 啓 子
手放しで喜べないのが長寿。老後が誰にとっても安心できるものであって欲しい。
円安効果まだら模様の陽の当り 三四郎
円安で得する会社、損する会社。
関電のおっしゃるままの電気代 咲 二
想定外とまた言うつもり再稼働 峯 二
原発は安全性に問題があることが身に沁みて分かったはずなのに、「再稼働」。安全を第一とするエネルギー政策でありたい。
浮沈と書いてプーチンとルビを振る 茶 助
政治家の浮き沈み。ちなみにプーチン氏は1952年生まれ、柔道家でもある。
STAPは200回まで有りました 祥 昭
いまだに「小保方擁護」の声があるのが不思議。博士論文すらコピペだったこの人。妄想は世間を混乱に陥れた。刑事告発の声もあるがどうなるか。
よそ者がキレイと騒ぐ酷い雪 全 澄
先月始め北陸富山に吟行。初めは感動して見ていた雪の白さも、たちまち恐れをなして吟行を諦めた。忍耐力なくて雪国に住み続けることはむずかしい。
人口減へ頑張っている高齢者 敏 一
少子化で近い将来日本の国力が落ちると考えられる。どんどん高齢化してゆくこの国の現状を憂えるが、妙案もない。
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こんにちわ あきこさま
再び富山は雪が降りました。
騒いでも所詮3月の雪。寒さに力がないので、降るそばから溶けて滑り落ちていきます。
冬でも、1月、2月、3月と雪の表情が違うので、住んでいられるのかもしれません。
先日のブログ、私も試してみています。一時間に60句は無理でも、15分に15句。
ほんと推敲の大変さを実感しました。
竹内いそこさま
雪の立山、真冬の立山はざんねんながら前回くっきりとは見えませんでしたが、雪のある暮らしに触れることで、富山の人々の春を待つこころが分かってよかった。
家持の富山への愛情もなんとなく分かるのよね。
土地への信頼感のようなものが、富山の特産品をスーパーなどで見つけては購入することにつながったようです。白味噌は最高の美味しさで、さすが立山連峰の伏流水を使っているだけのことはありました。
富山の米も、美味しかった。やはり基本が水であることがよくわかりました。
さて、多作の試みは席題の作句のときに威力を発揮してくれるので、せっせと頑張ってみて下さい。
誰でもできますよ。(^o^)
ではまた。そろそろ9月の富山県川柳大会の柳話の下準備にかかります。
えー!
一時間60句…。
待てよ、3分吟で5句位だから
9分で15句×4=60句
9×4=36分
唸ったり深呼吸したり…?
句の善し悪しは別としてなら
試してないけど出来るかも?
今度一人3分吟チャレンジしてみます。
徳田ひろ子さま
一人3分吟チャレンジ、いいですね。
最初の15分で25句。
次の15分で15句。
次の15分で10句。
次の15分で力を振り絞って、10句。
こういう感じで、計60句。
類想句を外していきますと、ほんの僅かしか残りません。
でも、多作は一気に頭のサビを落とす感じがいかにも快感なのですよね~。(◎_◎;)
ヨッ! 久しぶり。∥三(((o ・`∀・´)ノ オハヨウ!!
ここしばらくは「難解句」と格闘しておりました。
読んだ作者の数、30名以上。数名の方の名を挙げれば、(敬称略で失礼)
墨作二郎、金築雨学、前田一石、石部明、松本仁、楢崎進弘、細川不凍、
金山英子、なかはられいこ、樋口由紀子、松本千秋、倉本朝世、……等。
『女人埴輪』『紅牙』は15年~20年ほど前の本多洋子さんの句集から。
「仁丹転がる男が生きていたように」
「呪文唱えて図鑑の蝶をみな放つ」
「牛の腹に触れる大威徳の外反母趾」
「焼跡の金魚三角曲がった鉛管」
身近にいらっしゃる本多洋子さんが、このような句を作っておられた発見。
うれしくなります。まさに「点鐘流」ここにありという感で、何やら感動。
この方々の句と上記の句を比較して感じること。
「何と!今の平和なこと」
あくまでもいい意味での感想です、誤解のないように。
茶助さま
本多洋子さんの《仁丹転がる男が生きていたように》、これはいい句ですね。
あとの句は、現在のご本人にしたらご不満があるかもしれない。
先人が努力してこられた後に続いて欲しいと、才能ある若い方々に期待をかけています。
私たちも、振り返りながら進んでいかなければならない。先人の遺された句をもっと読まないといけない、と反省。
3月とはいってもまだまだ寒い日があるから、おにーさま、充分に体調にはご留意あれ。(^.^)/