昨日の川柳塔まつりで頂いた川柳塔社主幹 小島蘭幸氏の『小島蘭幸川柳句集 再会Ⅱ』をほぼ読了。
選者としての小島蘭幸氏にかねてより敬服、氏が選者として名を連ねておられる大会は楽しみに出席させていただいてきた。
句の読みが深いというか、的確であることをずっと感じてきたからである。語りかけるような口調の披講は、こころに沁みる。いつも大会(句会)ではじっくりと拝聴、楽しませていただいた。
氏の句を殆ど存じ上げなかったので、今回の大会で句集が頂けることを楽しみにしていた。同じように考えておられた方も多いのではないか。
三度は読ませていただかないと短い感想文も書けない。いい加減なことはできない。いまはまず目に留まった15句を挙げて、氏の句の世界の一斑をみなさまにご紹介したい。
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『小島蘭幸川柳句集 再会Ⅱ』より(抄出15句)
父に似た蟷螂(かまきり)がいる父の墓
創刊号ひらくと波の音がする
vサイン遺影よ淋しがらせるな
空蝉のかたちいのちというかたち
晩年の父の隙だらけを愛す
墓掃除してたら弟が来たよ
ときめきはまだあるてのひらの微熱
負けておくことだ言わせておくことだ
注連縄(しめなわ)を張るためだけにある脚立(きゃたつ)
おふくろの欲をよろこぶことにする
芒が原は銀色亡父を立たせてみる
母上様と一度は書いてみることだ
大仏さんの大きさてのひらの大きさ
みかんむくみかんの匂いする妻よ
産毛が光る雫が光るこの世です
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