⦅110⦆楠本晃朗自薦時事川柳句集『犬の遠吠え(令和三年)』より抄出25句
楠本晃朗自薦時事川柳句集『犬の遠吠え(令和三年)』より抄出25句
世界中の神にお願いするコロナ
責任は医者にはないにサインする
63円離島から来た年賀状
立つ鳥でホワイトハウス泥だらけ
兄嫁が仕切るふるさと遠くなる
脱炭素声の小さい産油国
ユーモアのあるとこ見せる軽い口
副反応あってワクチン効いてい...【続きを読む】
《111》堺番傘12月句会‥《遺句集がさらけるありのままの海》
堺番傘12月句会(2021/12/21) 6題各2句出し。出席49名。欠席投句19名。
本日の入選句。
ホチキスでとめておけないのか無邪気
逝ったひとを呼ぶのもあれからの隙間
どんな夢なのか仔犬の口ゆるむ
口もとが緩むあの日の亡父といる
芯までも渇いて風に立っている
「1月号 あ・うん」
恨みつらみ...【続きを読む】
《112》母性神話
母子関係では、血のつながりつまり生物学的な要素がことさら強調されるが、これは一般的というわけではないらしいのね。子はかならずしも産みの母に愛着を示すわけではないのだとか。
胎児は胎盤を通じて栄養を与えられ、かなり成長してから産みだされる。哺乳類の特徴は授乳よね。このことが哺乳類にみられる密な母子...【続きを読む】
《113》砂の絵
砂遊びとは、砂を掘ったり盛り上げたり、さらには造形もする。サンドアートという芸術活動もあるようなのね。砂はさまざまな造形を楽しめる一方、出来上がったものを壊してしまうこともかんたんよね。いうなれば、創造と破壊の両方を楽しむことができるのね。しかし、砂は、その造形物を破壊したとしても、砂自体が損なわ...【続きを読む】
⦅114⦆青春の痛みのようなもの‥《今日もまた誰かに見てほしくて、SNSで「生きている」と旗を振る》
上記表題中の《》内のことばは、ネットでたまたま見つけたのね。「!」と思って、全文を読んでみた。筆者は25歳というから、ふだんならまず読むこともない若い人の文章なのよね。結論から言うと、このかたは川柳作家に向いているのでは。川柳も短歌も俳句も、将来的には定型の枠を取っ払ってこのような自由な表現が当...【続きを読む】
⦅115⦆癒やす、癒やされる
新約聖書の中に、イエス・キリストが「癒やした」という記述がなんども出てくることは知られている。「癒やす」は、宗教的な、奇跡的な治癒を行う意味で使われているのね。日本の、1990年代だったかの「癒やしブーム」以降、このことばは生活になじみ、多様な用い方をされてきているようにみえる。癒やし系、癒やしグ...【続きを読む】
⦅116⦆「読者の文芸」川柳欄(12月7日(火)付、たむらあきこ選)
しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(12月7日(火)付)
「鬼手仏心」壁紙にする手術の日 京都府 長谷川喜八
〈評〉「鬼手仏心(きしゅぶっしん)」、医者が手で行う事は残酷に見えて慈悲心があるの意。この言葉をパソコンの壁紙にして、すべてを委ね作者は手術に臨む。
夕焼の空へ逝ったか寂聴さん 広島市...【続きを読む】
⦅117⦆赤ちゃんに会う
新生児とは生後28日未満の児のこと。それまで胎児は母の胎内で生存・発育に必要な栄養などを得ているのね。出生して新生児となった瞬間から自力で呼吸、栄養を摂取していく。
生後半年くらいまでは、母乳や粉ミルクで育つのね。発達には個人差があるだろうけれども、半年くらいになるとお座りをするようになり...【続きを読む】
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