これからの川柳に問われる、文芸としての厚み
俳句も川柳も、おなじ17音の短詩型文芸。季語や切れ字の有無だけでは、いまは区別がつかないといえるまで近くなってきている。風景を詠むと俳句、人間を詠むと川柳なのかといえば、人間(たとえば、笑い)を詠む俳句もあれば、風景を詠む川柳もあるという答えが返る。では、それぞれの文芸の本質とは何かということ...【続きを読む】
(川柳の)定型と破調
定型は五・七・五(十七音)だが、この一部(たとえば上五)に音数の変化(字余り・字足らず)があっても、全体のバランスが極端に崩れないかぎりは定型感がある。上五の音数が増えた場合も、中七・下五が整っているときには定型句としての格調は失われないように思える。
禅問答つづいて鬼灯(ほおずき)になった
他人...【続きを読む】
遺さねばならない
ソクラテス、プラトンとともに西洋最大の哲学者の一人と言われるアリストテレスはつぎのように記している。“幸福こそは、われわれのあらゆる行いの目的”、“個別的に見ても、社会的に見ても、すべての人の目的は幸福”。〈人間は考える葦である〉で有名なパスカルは、こう記している。“すべての人間は幸福になることを...【続きを読む】
(つづきのつづきのつづき)パンデミックの真っただ中を生きて
新型コロナウイルス騒ぎで自室にこもる日々がなんと2月半ばから二か月以上も続いている。そういう状況下で、自ずからいつもよりさらに内省的な思索をかさね、生きる意味とは何かということをこの騒ぎにからめて考えてみた。
この問いは、経済的に豊かな国であるほど人々にとって切実な問題となってくる傾向があると言...【続きを読む】
(つづきのつづき)パンデミックの真っただ中を生きて
新型コロナウイルスのパンデミックによって、国内外が激しく動揺している。刻々と変化する状況とそれを伝える情報に振り回され、いろいろな局面で社会が変容を余儀なくされている。地域や個人が感染拡大防止に努めなくてはならないことは言うまでもない。しかし同時に、“自粛”を余儀なくされている室内で、すこしは立ち...【続きを読む】
(つづき)パンデミックの真っただ中を生きて
パンデミックということばを目や耳にすることが多くなった。ある感染症の、顕著な感染や死亡被害が著しい世界的な流行のことである。微生物が体内に侵入し、繁殖したために発生する病気のこと。ヒトからヒトへの感染(「ヒト-ヒト感染」)を起こすようなウィルスの場合、感染力が高ければ高いほど、爆発的に拡大していく...【続きを読む】
パンデミックの真っただ中を生きて
先ほど、しんぶん赤旗「読者の文芸」欄の選(5/6日掲載)を終えたのね。昨夕投稿句が届いたので、さっそく夜から入念に選句開始。(寝ちゃいられないのね) 本日は入選句の並べ替えと、句評。なんとなく句数が増えているような気がしたので、さいごに総数を数えてみた。全部で約600句。1月に選を始めた頃は400...【続きを読む】
『たむらあきこ吟行千句』、推敲3回目を終える
ひたすら自宅にこもって『たむらあきこ吟行千句』を推敲しているのね。川柳マガジンに連載の「難解句鑑賞」は6月号分まで提出済み。しんぶん赤旗「読者の文芸」欄の選(4/22掲載分)もとっくに終えて、選結果を送っています。大仕事の「弥生賞(お題・『日本』)」は月末かそのあたりで清記されたエクセルファイルが...【続きを読む】
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