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昨日、少し調べることがあって、川柳展望誌のバックナンバーを捲っていたところ、81号(1995年5月1日発行)の4頁を見てちょっとびっくり! 時実新子の前号十秀に【死に顔へポッポポッポと鳩時計 大杖喜子】というのが目についた。9月2日の私のブログに、倉吉川柳会で抜けた句として【暑い日もポッポポッポと鳩時計】を載せている。上5が違うだけで、中7も下5も全く同じ。この句は、当日の席題「時計」で、短時間に3句捻った内の1つ。先ほどの「死に顔へ」は実に28年前の作品なので、頭に沁みついていたとも考えられず、まあ偶然の一致であろう。だが、よくよく考えてみれば「ポッポポッポと鳩時計」というフレーズなどは平凡で誰でも思い付くものである。

そしてまた、上5に何を持って来てもぴったり当て嵌まるのではないか。たとえば「寒い日も…」。「今日もまた…」「飽きもせず…」「生き延びて…」「真夜中も…」「淋しくて…」等々、上に何を持ってきても「ポッポポッポと鳩時計」に違和感なく繋がるということは、独自性が無いということ。ちなみに、先ほどの「死に顔へ…」の句に対する時実新子の評は「…死者と生者を距てるために鳩時計を使うのは一刀流の手練れであって、実は陳腐なのである…」といささか手厳しい。

本日、午前中は快晴で、青空と夏雲が鮮やかだった(写真)が、夕刻散歩からは曇ってきた。〔仕事と歩数〕塔社常任理事会向け書類。6,107歩。



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