本日、4月15日締切の「愛染帖」応募句到着。今月の応募者287名は新記録。さっそく選に取り組み、夕刻には完了。続いてパソコンへ打ち込み&選評は明日。今回のは川柳塔誌6月号に発表のためアップできず。4月号に掲載のものからベスト10句をご紹介。
【 川柳塔4月号掲載 愛染帖 】
雪深く高倉健のいた世界 大洲市 花岡 順子
(評)己に厳しく寡黙で誠実。男の中の男を演じ切った健さん。実像もそのようであったという。「いた」という過去形が寂しい。
輪になって鞠を蹴り合う和の日本 大阪市 田浦 實
(評)サッカーのように激しく闘うのではない。輪になってたおやかに楽しむ蹴鞠。優雅な伝統である「和」を忘れかけている。
風邪ひいた妻にこまごま指示される 横浜市 菊地 政勝
(評)「うるさいな~、子供じゃないから、心配するな!」と言いたいが、奥さまでないと分からないことが多々あるのは否めない。
自己採点どんどん甘くなってくる 三田市 久保田千代
(評)「己に厳しく他人に優しく」が人としてあるべき姿だが、もう充分厳しくしてきた。そろそろ甘くしても良いのではないか。
大阪弁ひときわでかいオノマトペ 堺 市 村上 玄也
(評)擬音語と擬態語に身振り手振りを加えて「この道をバーッと行って、ドンツキをキュッと左に折れたらドドーンとハルカス」。
レースから降りているのになぜ走る 河内長野市 山岡冨美子
(評)もう他人と競争するのは卒業した、マイペースでマイウェイを楽しもう、と悟ったつもりだが、相変わらずバタバタしている。
マイカーで散歩場所まで乗りつける 枚方市 丹後屋 肇
(評)快適な散歩コースまで少し遠いこともあるが、ご近所は顔見知りが多く、「いちいち挨拶するのも面倒」という理由もある。
幸福の階段途中こわれてた 河内長野市 穂口 正子
(評)順調に歩んでいた「幸せへの階段」だが、予期せぬトラブルで立ち往生。山あり谷ありの人生。修復してまた歩き出そう。
もしおしめすればおしめの詩を詠む 米子市 生田 和之
(評)見上げた覚悟! だが、そのようになったときに、なお創作欲を失わずにおれるかどうか? 今から不屈の闘志を養うべし。
勝って残ったわけではないが生きている 和歌山県 森下よりこ
(評)級友の訃報が続く昨今。競り合って勝ち進んできたわけではないが、いつの間にか「生き残り組」になってしまった。
川柳塔4月号の「愛染帖」の特選句みなさん楽しく面白いいい句だなと思います。
先日岡山の友人に4月号を見せたところ「新家先生は良い選をされますねえ~」と改めて感心していました。
そして友人は特に気に入った句を黄色のマーカーで線を引きました。
◇風邪ひいた・・・◇レースから・・・◇マイカーで・・・◇幸福の・・・◇勝って残っ
た・・・
入選句の最後の最後に載った私の句も褒めてくれました。(お愛想でも嬉しい)
おはようございます。
ありがとうございます。選は苦しいけど楽しい。はは~こういう考えもあるか! とか、スゴイ見つけ! とか驚かされること度々です。苦しいのはスペースの関係で、落とさなければならないこと。
もしも没のときは「入選していたけど、枠に収まらなかったのだ…」と思って、懲りずにチャレンジしてください。
Lone Oak High School “Purple Flash” at Paducah, KY, is pretty unique. Years ago the high school in my hometown Marion, KY, used “The Te2&1rsr#8r2o; with a skull and crossbones for their team mascot. Unfortunately, when they city consolodated into a new county high school they dropped it.