昨日到着していた【愛染帖】。今月の応募は280名。その840句と格闘して、選だけはようやく終了。これは9月掲載のためアップできず。7月号に掲載のものからベスト10句をご紹介。
【 川柳塔 7月号掲載 愛染帖 】 ベスト10
巣立つ日の朝も小言を言うだろう 大阪市 栃尾 奏子 (評)何歳になっても子は子。服装や髪型、言葉遣いからドアの開け閉めまで、煩がられても言う。それは母の仕事。母の祈りだ。
通天閣ちっちゃくなってかわいそう 大阪市 江島谷勝弘 (評)もちろん、通天閣はそのままだが、ハルカスの展望台から見ると「あんなちっちゃかったか?」。たまには慰問してやろう。
嫌われたついでにまっすぐにしゃべる 佐賀県 真島久美子 (評)きっぱりした性格で本音を言うタイプは反発を買うこともある。だが、裏がないことが分かると好感に変わること多々あり。
全没で帰る列車に花吹雪 米子市 生田 和之 (評)意気消沈した目に鮮やかな花吹雪。今回は負け戦だったが、次はリベンジしてやろうぜ! と応援してくれているようである。
飽きるほど添うた夫とバスツアー 高槻市 富田 保子 (評)「飽きるほど…」はお互いさま。だが、一緒に出かけているのだから仲が悪いわけではない。これ以上飽きぬように願いたい。
飛行機も船も諦め草履履く 加西市 中川 修 (評)飛行機は墜落する。船は沈没する。列車は脱線する。バスは衝突する。自分の足でてくてく歩くのが健康のためにもベスト。
しぼんではいけない此処はこの世です 鳥取市 前田 楓花 (評)心が若い人はいつも溌剌としている。外面を飾っても心が萎んでいると鬱陶しく見える。萎むのは柩に入ってからでいい。
気持ちいい日だから読まぬ社会面 羽曳野市 吉村久仁雄 (評)強盗、殺人、放火、事故、詐欺、麻薬、いじめ、自殺等々。爽やかな日にそぐわない記事ばかり。それが現実の世ではあるが…。
自転車であんぱん買いにまだ行ける 和歌山市 森下よりこ (評)雨や風の日は無理だが、爽やかに晴れた日はチャリンコでスイスイいい気分。いつまでも、そのような元気を持続していたい。
女子プロの臍が悟りの邪魔をする 四条畷市 吉岡 修 (評)フルスイングしたときにチラリと見える臍。たしかに色っぽいが、その程度で惑わされるようではまだまだ修行が足りない。
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