「川柳マガジン」に、「名句鑑賞」という題で、毎月4句ピックアップして鑑賞文を書かせて頂いている。12月号の1句は下記の通り。
【 十二月八日の悔いは父一人 亀山恭太 】
毎年巡り来る「十二月八日」に特別の想いを抱かない人が増えてきた。何の日か知らない若者も多いことだろう。もちろん、本句の当日は昭和16年。日本軍がハワイの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が始まった日。以来3年9ヶ月の凄惨な戦いは、長崎と広島への原爆投下を受けた日本の無条件降伏で終結に至った。
確かに、兵士や市民の別なく殺戮する核兵器は非人道的である。だが、その根っ子の「十二月八日」を忘れて、被害者意識だけを訴えても説得力はない。そもそも、非人道的ではない兵器などはない。「十二月八日」は、「戦争は最大の愚行である」こと「戦争の恐ろしさ」を、子供たちに伝える日としなければならない。
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