本日、到着した「愛染帖」、応募者276名。その800句余りと真剣に向き合って、選句完了。PC打ちこみ80%。今回のは5月号発表。3月号に掲載分からベスト10をご紹介。
【川柳塔 3月号掲載 愛染帖】 ベスト10
アルバムに悲しい顔は貼ってない 松山市 神野きっこ
(評)悲しい顔の写真を見れば、悲しかったことを思い出す。記憶の部屋に残しておくのは、楽しかったことばかりでいい。
無駄買いの最たるものに宝くじ 京都市 都倉 求芽
(評)年末ジャンボなら10枚で三千円。外れたらすべてパー。「夢を買っている」とは言うが、欲が絡むと損することが多いのは当然。
羽子板も凧も飾りで遊べない 高槻市 島田千鶴子
(評)ゲーム機に負けたのか正月でもあまり見かけない追い羽根や凧上げ。豪華に飾られた羽子板も凧もインテリアとして残るだけ。
古稀の意は八十歳にしませんか 河内長野市 松岡 篤
(評)「人生七十古来稀なり」に由来する「古稀」は七十歳のこと。平均寿命が延びた現在、九十歳になっても古来稀とは思えない。
内緒だが会えばどきどきしてしまう 和歌山市 福井 菜摘
(評)ほんわかの片想いから少し熱が出てきたのだ。相手はもちろん周囲の誰にも内緒とはいじらしい。恋のおかげで乙女に戻った。
まずまずと言われべそかく自信作 池田市 上山 堅坊
(評)残念ではあるが「親の欲目」だったのか? しかし、作品には厳しい先生の「まずまず」は、かなりの高評価かもしれない。
もう少し早く歩けと万歩計 宇部市 平田 実男
(評)健康に良い歩き方は、少し脈拍が速くなる程度の「速歩」とのこと。だが、無理をせずマイペースでぶらぶらがラクチンだ。
ビンゴゲームいつもおくれてくるあなた 大阪市 古今堂蕉子
(評)同番号は一度しか出てこないビンゴ。途中から参加してもつまらない。遅刻常習者は仲間を白けさせていることを知るべし。
孤独死はこんなものかと風邪の床 紀の川市 辻内 次根
(評)高熱が出て何をする気力もなくグッタリ床に臥せている図。そのような状況で死んでいった独居老人も多いことだろう。.
病院のベッドで聞いた除夜の鐘 加西市 中川 修
(評)甚だ不本意な病院での年越し。「寒い間はゆっくり休め」という神さまの思し召しだと思って養生に努め、春にはカムバックだ。
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どの句も秀逸でしたが、ボクの年齢と照らし合わせて下記の句が気に入った。
古稀の意は八十歳にしませんか 河内長野市 松岡 篤
完司さんの選評にあるように古希は今では九十歳位でもいいかも・・・。ボクは九十歳にします(笑)。
追伸
今の古希って何歳ですかね。今は人生80歳だから百歳か百歳超えかな~。人生五十歳の時に七十歳だから。
こんばんは~。
そうですね。百歳以上が5万人もいる日本国、『古来稀なり』の意味からすれば、もう110歳ぐらいにしてもいいでしょうね。