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今日は終日雨。朝の外気温9℃に見えたが、見間違いで7℃。日中の最高気温も11℃を超えないだろうという予報。寒いはずである。
今週はデスクワーク山積にて、散歩以外は外出できず。
本日は、川柳塔社から届いたばかりの『愛染帖』の選。応募者237名。入選者130名ほど。
選は完了。あとはパソコン入力と選評のみ。これは1月号発表のためアップできず。11月号に掲載のものからベスト9句をご紹介。

 【川柳塔社 11月号 愛染帖】

ペアシューズ先ずは近くのお寺から   藤井寺市 若松 雅枝
(評)おそろいの新しい靴でハイキングにでも行くのかと思ったら「近くのお寺」とは…。まあ、慣れるまでは歩きなれた道が無難。
         
用事などないが夜中に目が覚める   高槻市 片山かずお 
(評)朝までぐっすりと眠りたいのに、身体は言うことを聞いてくれない。もうそんなに眠らなくても良い歳なのだろう。
           
大不況転んだ人を踏んで行く   鳥取県 加賀田志延
(評)転んだ人を見れば手を差し伸べるのが人情であるが、他人を構っておれないほどの大不況。いざとなれば、誰しも自分が大事。
          
神様が見ているという負け惜しみ    橿原市 居谷真理子
(評)負け惜しみであり、願望であり、慰めでもある。「天罰が下る」と思えば、横道なことに対しても少しは我慢できる。

握手した手は離されて次の手へ   鳥取県 斉尾くにこ
(評)ほんの一瞬、こころとこころが繋がったような気がする「握手」だが、次の瞬間には手もこころも見知らぬ人へ移っている。

貧乏がやってきました夫の死   栃木市 岡野すみれ
(評)働き者の夫のおかげで何不自由なく暮らしてきたが…。「貧乏になった」と萎縮しない程度の老齢年金にしてほしいものだ。

多い目に飲みたいときは友と会う   堺 市 奥  時雄
(評)いくら飲兵衛でも家では自由に飲めない事情がある。悪友もまた誘いを待っていて、次には誘ってくれる仕掛になっている。
          
リハビリの歩幅で秋の美術館   吹田市 大谷 篤子  
(評)外の世界とは切り離されて、ゆったりした時間が流れている美術館。俗世間で疲れたこころのリハビリにうってつけの場所。

美人ナースに痛くはないとやせ我慢   和歌山市 喜田 准一
(評)やせ我慢できる程度の痛みは知れている。七転八倒するほどの苦しみになると、プライドも吹っ飛んで美人も不美人もなくなる。

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