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留守の間に到着していた「愛染帖」。本日より選考着手。今回のは塔誌5月号に発表のため、3月号掲載分からベスト10をご紹介。

 

   【川柳塔誌3月号掲載 愛染帖】ベスト10。

 

   白鳥が来たよと母の餅届く   交野市  山野 双葉

(評)年末に母から送られてきた正月用の餅。添えられた手紙には白鳥のことだけ簡単に…。そのことだけで母の想いが伝わってくる。

   あかぎれもしもやけもない令和の子   東大阪市  青木 隆一

(評)昭和の子に比べると栄養たっぷり、そしてエアコンの普及。加えて、寒風の中で駆け回ることがなくなったことも要因か。

   ババシャツを素敵に見せるモデル嬢   鳥取市  福西 茶子

(評)背筋を伸ばして颯爽と歩けばババシャツも映える。俯いてもたもたしているとブランドのブラウスもババシャツに見える。

   他力本願派当主ですなにか   笠岡市  藤井 智史

(評)他力に依存してばかりでは自立できないが、他者の力を引き出すのは重要な能力。他力と自力を併せた融合力は無敵だ。

   スリッパも古くなったら棄てられる   宮崎県  惠利 菊江

(評)お客様に出すには失礼か?となったら捨て時だろう。この「も」が「人間も」にならないよう、高齢者にも温かい福祉社会を。

   若返る真っ赤なリンゴ丸かじり   神戸市  槇田 次郎

(評)老人になってしまったと嘆いていてはますます年寄り臭くなる。何事に対しても、「リンゴを丸かじり」の意気込みで!

   小さい春捜す林道あっちこち   大阪市  内田志津子

(評)季節は確実に刻々と移ろってゆく。まだ寒風が吹きすさぶ真冬ではあるが、林道のどこかに「小さい春」が芽生えているハズ。

   正面からじっくり見たい俺の背な   安来市  原 徳利

(評)まだじっくりと真正面から見たことがない自分の背中。しょぼくれていないだろうか、年寄りじみてはいないだろうか?

   トーマスが夢に出てきた七不思議   大阪市  津守 柳伸

(評)子どもたちに人気のアニメ「きかんしゃトーマス」。特別に好きでもないのだが、夢に出てきて何やら喋っている。不思議~~~。

   忘却は神に賜る万能薬   宝塚市  丸山 孔一

(評)悔しいこと、哀しいこと、寂しいこと等々、全部覚えていたら気が狂ってしまうだろう。元気でおれるのは「忘却」のおかげ。

 

昨日、鳥取市で「開花宣言」したということで、朝刊にも写真が載っていた。で、総合公園の桜を見て回ったが、花芽は膨らんで、全体が薄いピンク色に染まってきているが、まだ1輪も咲いていなかった(写真)。その中で「明日開きますよ~」と言っている枝があった(写真)。〔仕事と歩数〕愛染帖選考PCインプット。6,175歩。

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