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昨日、8日(月・祝)、朝6時出発。北栄町「道の駅」にてくにこさん同乗。倉吉にて芳光さん同乗。3人で走る。9時10分ホテル・アウィーナ着。10時より同人総会。出席者80名ほど? 総会終了11時。昼食後13時より開会。各賞表彰式後、13時50分より私の出番で「おはなし」。14時50分まで。引き受けたときは「1時間もしゃべれるか?」と思ったが、アッという間に50分経過して、ジャスト1時間で終了させることができた。居眠りしている人もおらず、大いに笑っていただいたので、まずまずの出来ではないか。
(講演で紹介させていただいた句は、このブログの下の方でアップいたします)

   【第18回 川柳塔まつり】 出席者308名。15時より披講開始。

   入院の予定などなし万歩計
   つらいけれども震災を語り継ぐ
   ほんとうに偉い一人で暮らす人

大会終了後17時より3階「葛城の間」にて懇親会。参加者約110名。ビールで乾杯後は焼酎湯割り。サービスカウンターが私の席のすぐ横なので、おかわりが簡単で便利だった。ビールを注ぎにきて下さったらビール。清酒なら清酒と3種混合ガンガン。
カラオケを歌う人いっぱい。私は「貝殻節」と「鐘の鳴る丘」の歌詞を30枚ほど用意して行ったので、鳥取県からの参加者や皆さんにお配りして、ステージに上がっていただいて、ご一緒に歌ったり指揮したり。リクエストに応じて「居酒屋」をデュエットしたり。
懇親会終了は19時30分頃。二次会はカラオケ組15名(男7・女8)。いつもの居酒屋「きらくや」へ行った人からケータイに連絡あり、「こちらに来ませんか?」ということだったが、カラオケ組には鳥取の仲間が5人も来てくれていたので、カラオケにさせていただいた。居酒屋組の皆さん、申し訳ありませんでした。カラオケ、全員が歌ったようで大変な盛り上がり。私はアメリカ橋を皮切りに3~4曲ほど歌わせていただいた。
カラオケ終了22時。それから三田へ帰る人は24時を過ぎるかもしれないとのこと。ご苦労さまでした。

本日(9日)、9時ホテル出発。往路と同じ道を辿って、奥津の道の駅にて昼食。往路と同じ場所で、お二人とバイバイ。13時10分帰着。楽しい充実した31時間余りであった。

写真左: 川柳塔の前身「川柳雑誌」創始者、麻生路郎師の胸像。
写真右: 私の講演垂れ幕。晴れがましいことであった。
写真下: 奥津の「道の駅」にて。

ー おはなしでご紹介させていただいた句 -

  【死ぬ順番】
胸に薔薇付けた順序に行くあの世    田沢恒坊
年齢順に死ぬうるさくてかなわない   定金冬二
順番という幸せで母が逝く       東川和子 
逝く順のように並んだご焼香      西脇直次 
歳の順なら次はダンナだナムアミダ   安土理恵 
 
  【生者と死者との対比】
今朝名士が逝って隣に子が生まれ    矢野佳雲
香典の額思いつつ聞く訃報       藤原正明
ご近所の顔が揃った葬儀場       川崎ひかり
葬式のおかげ御近所みな揃う      安黒登貴枝 
葬式で会いぼろいことおまへんか    須崎豆秋
折りたたみ傘持ってゆくお葬式     小池しげお 
お葬式行って疲れて二日寝る      笠嶋惠美 
一緒には逝けないけれどそこらまで   小沢 淳 
まだぬくいお骨へ初七日のお経     岸野あやめ
喪が明けて仏の寝具ゴミに出る     福士慕情
ばあちゃんが死んで畠は駐車場     吉田伝恵
祭り月なのに喪服を吊っている     八木千代
訃報欄よくある歳へあと五年      辻内次根  

  【通夜風景】
心もち地声抑える通夜の席       大隅克博
寡黙が居て饒舌もいて通夜の酒     太田 昭
火葬場へ行く人募る通夜の席      池田文子
  
  【葬儀風景】
享年で違う葬儀の気の毒さ       増田隆昭
義理返す時は今ですお葬式       髙瀬霜石
誉め言葉たくさん詰めておく弔辞    山野寿之 
本人は「いい人でした」とは聞けず   水野黒兎
惜しまれて死んでも棺桶はひとつ    神野きっこ
 
  【死を意識して生きる】
葬式が続き生き方考える        出口セツ子
死を意識したときからが人生だ     澤井敏治
気に入った死に方がない自死の本    万治はん子
自然体これが出来たらあの世行き    太田としお
この世から消える姿が描けない     上山堅坊
死支度してからなんともう十年     柴本ばっは
死の恐怖足を縮めて寝ていても     森  央
病院で死ぬから出来ぬ死の予習     平尾正人
熟睡が覚めぬのならばそれもいい    鈴木いさお
ひたすらにポックリという狭き門    村上直樹
ポックリはいいが突然でも困る     奥 時雄
毎日洗う死ねば焼かれるこのからだ   新貝映柊

  【死ぬ覚悟】
享年という神様のご結論        居谷真理子
千の風になるから死ぬの怖くない    大内朝子    
散り際は見事でなくていいんです    上田ひとみ
死ぬときはもう諦めるほかはない    寺川弘一
しがみつくほどのこの世でなかりけり  麻生路郎
もう少し生きて悪夢を見続ける     藏内明子
もう心配しなくてもいい死んだひと   森下よりこ



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    川柳塔まつり”にコメントをどうぞ

  1. あきこ on 2012年10月9日 at 3:31 PM :

    おかえりなさい~~。お疲れ様でした。
    しっかり聴かせていただくために前の席に。おはなしがうまいですねー。たっぷり楽しませていただきました。
    「千の風になって」がよかった。私も木津川計先生のおはなしと歌に感動して帰ってきたので。さっそく今回のおはなしに歌を取り入れられたのですねー。(マネ、パクリ←冗談ですよ~) これからもこのかたち(歌付き)での講演、期待しています。

    • 完司 on 2012年10月9日 at 5:59 PM :

      ご出席いただきましてありがとうございました。生まれつきシャイで無口な私が壇上で1時間も話せるようになったこと、私自身が驚いています。1週間前に出雲でやったのが自信になったのかもしれません。
      焼酎パワーの助けを借りようかとも思いましたが、不謹慎だし、飲むと絶対に「よけいなこと」を言いますので、自重しました。
      「千の風になって」←これ、喉の調子が悪かったら止めようと思っていた。当日のコンディション、あまり良くなかったので最後まで「やるか止めるか?」迷った。けど、最初の歌い出しで「いける!」と思いました。

  2. 奥 時雄 on 2012年10月9日 at 8:01 PM :

    昨夜の完司さんのお話と歌は予想した以上で感服しました。
    まさに、川柳界のスーパーマンだと思います。
    かなりハードな日常のご様子、くれぐれも健康にはご留意下さい。
    私事ながら、小生は数年前に喉頭癌にやられました、完治しましたが、発生原因として考えられるのは「快活に大声で話すタイプ」ということで、妙に納得させられました。
    以後、懇親会には出れませんので、昨夜の「千の風」が聞けて幸せでした。「おしん」でのカラオケの点数は全く正しいと承知。時雄

    • 完司 on 2012年10月9日 at 8:25 PM :

      おそれいります。話も歌も、ヤケクソ&開き直り、火事場の馬鹿力、てなところです。
      喉頭癌ですか。完治されてよかってよかった! 「快活で大声を出すタイプ」ねー。そういえば、そのタイプで喉頭癌になった知人がいますが、ご自身では「ウィスキーのストレートが大好きで、毎晩それをグビグビやっていた。それが原因だと思う」と言っていました。(公益社団法人)アルコール健康医学協会でも「強い酒は、食道癌や喉頭癌の原因になる」と警告しています。私もウィスキーのストレート好きですが、以来、焼酎のお湯割りをメインにするようになりました。

  3. 牧野芳光 on 2012年10月9日 at 9:36 PM :

    完司さんお世話になり感謝申し上げます。大阪に行く前日までは山陰の空模様が悪かったのに、昨日今日の好天気にはラッキーとしか言いようがありません。
    シャイな私でも、このたびの川柳塔まつりは、大勢の方と楽しく話をさせていただきました。感謝・感謝。

    • 完司 on 2012年10月9日 at 10:05 PM :

      お疲れさまでした。そして、選者の大役ご苦労さまでした。落ち着いて、良く聞き取れる立派な披講でした。
      そうですね。車ですから少々の雨などヘッチャラなのですが、やっぱり好天のドライブは気分がいいです。また、出かけましょう!

  4. 高杉千歩 on 2012年10月10日 at 12:14 AM :

    お疲れさまでした。
    お話しがとても良かったです。
    難しい題なのにあんなに楽しく聞かせて頂いて嬉しく感動しました。
    「千の風にのって」!とても素晴らしいでした。
    堅い題で、300名以上の人を笑わせるなんて、尋常ではありません。

    6日朝、突然に喉が痛くなり診察、抗生物質を服用、2日間静養しましたが、声が出ず出席は無理と諦め、せめて皆様にお会いしたい一心で出掛けました。
    お話しがお聞きしたかったので….そのまま主幹の事前投句披講まで
    参加させて頂きました。
    私自身が話せないものですからご挨拶に廻れず、心残りはありましたが息子の介助のお陰で思いが果たせて喜んでいます。

    今日夕方帰宅しました。
    昨夜息子夫婦とお鍋をつつきながら、今頃二次会のカラオケが弾んでいる頃ねと話してしていましたが、その通りでした。

    「道の駅」の写真は『絵』かと、思いました。

    会場で配られた殆どの各社川柳大会の選者にお名を連ねておられ、そのご繁忙に目を見張る思いです。 
    ブログの引用された句を読み返してお話しを思い出しています。

    季節柄、お大事にお過ごし下さいませ。 お礼まで。

    6日に突然、喉が痛くなり診察をうけ、8時間おきの抗生物質服用静養
    しましたが、声が出ず諦めようと思いましたが、力が介助して呉れますので参加、お話しを聞かせて貰えれば幸いと思いながら、主幹の披講まで聞かせて貰いました。

    • 完司 on 2012年10月10日 at 7:57 AM :

      おはようございます。
      喉が不調のところを、おいでいただきましてありがとうございました。いつもながらのお心遣い恐縮に存じます。孝行息子さんにもお会いできて嬉しいことでした。
      話と歌、時雄さんへの返信でも書きました通り、「ヤケクソ&開き直り。火事場の馬鹿力」というようなところですが、あまりトチルところもなく、まずまずの出来だったでしょうか。お喜びいただきまして幸いです。
      喉、大事ないように祈念いたしております。またいずれ、お元気なお顔を拝見できますこと楽しみに致しております。ありがとうございました。

  5. 寺川 弘一 on 2012年10月10日 at 9:34 AM :

    「千の風にのって」今までお聞きした完司さんの歌で最高でした。カラオケなしでの歌唱力は日頃の御研鑽の賜物と推察します。小生「川柳塔」12月号に秀句鑑賞を書く予定ですが、その前書きに、「せんりゅう飛行船」の浅読み?深読み?から引用させて頂こうと思いますが宜しいでしょうか。
    いつの日か完司さんの「アメリカ橋」をじっくり聞かせて頂く日を楽しみにしております。

    • 完司 on 2012年10月10日 at 10:15 AM :

      おそれいります。会場で遠くからご尊顔を拝見していましたが、ばたばたしていまして、御挨拶をしそびれてしましました。失礼いたしました。
      「せんりゅう飛行船」から引用していただけること、まことに光栄に存じます。もちろんOKです。
      「アメリカ橋」ね~。ご披露するまでに、もっとおしんで研鑽を積んでおきます。

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