今朝到着した「愛染帖」。今月の応募者280名。すぐ選に取り組みPC入力も70%終了。今回のは3月号発表のためアップできず。1月号掲載の中からベスト10をご紹介。
【 川柳塔1月号 愛染帖 】
やれやれと座れば急に眠くなる 岡山県 田中 恵
(評)頑張ってあれこれ動き回っているときはシャンとしているが、ホッと一息つけばグッタリ。そのような歳になったのだろう。
どっこいしょ会が終わるとあちこちで 米子市 成田 雨奇
(評)立ったり座ったりする度に「どっこいしょ」と言っている。特に畳の部屋では笑ってしまうほど多い。鋭い「耳が掴んだ」句。
ゆっくりと乗りこむ空いている電車 京都市 高島 啓子
(評)席を確保するときには見栄など捨ててバタバタだが、空いているときは淑女。 誰だって余裕さえあれば上品にふるまえるのだ。
今にして惜しまれて去る難しさ 河内長野市 村上 直樹
(評)大臣から我が身まで。退任式では「名残り惜しくも…」等と言われるが、さて、実際には何人が惜しんでくれているのか…。
寝転んで歌聴く楽な過ごし方 紀の川市 辻内 次根
(評)人それぞれ楽な姿勢は多少違うだろう。中でもいちばんラクチンなのは寝転んで好きな音楽を聴くこと。貴重な充電時間だ。
キッチンで生きる力を生んでいる 鳥取市 倉益 一瑶
(評)調理によって自分自身が活力を得ている。そしてまた、バランスの良い食事によって家族のパワーを生み出しているのだ。
稼いでも寿命が延びるわけじゃない 奈良市 岩本 浩二
(評)例えば、一千万円で一年の命を得られるなら必死に稼ぐだろう。だが、一兆円を積んでもムダであれば「足るを知る」べし。
何よりも面白いのは勝つ途中 橿原市 居谷真理子
(評)何事でも負ければ悔しい。しかし、勝っても嬉しいのはひとときだけ。結果ではなくプロセスが大切なのは「人生」も同じ。
文化遺産でないが見せたい手術痕 枚方市 寺川 弘一
(評)手術痕など見たくもないが、当人には頑張った証拠であり栄えある勲章。見せて頂き「ほ~」と感嘆するのも浮世の義理。
いらっしゃいませ言うてほしくてデパートへ 長岡京市 山田 葉子
(評)商店街の「ラッシャーイ!」も元気をくれるが、デパートの「いらっしゃいませ」には優越感をくすぐられ、クセになりそう。
Loading...














































