本日、15日締切の「川柳塔・愛染帖」が届くだろうと待ち構えていたら、同じ500円のレターパックが3つも同時に到着。「どういうこと?」と、確認したら、愛染帖以外の2つも依頼されている誌上大会の選。一度に三つも出来ないので、締切の早い順に、先ず「愛染帖」にとりかかる。今月の応募は261名。その783句と真剣に向き合い、先ほど選を完了。今回のは9月号発表のためアップできず。7月号掲載からベストテンをご紹介。
【川柳塔 7月号掲載 愛染帖】ベスト10句
ゴメンネの代わりに「リンゴ剥きますか」 岡山市 工藤千代子
(評)このように言ってくれたら、亭主としても「おっ、頼む…」と歩み寄れる。険悪な空気を一気に緩める奥さまの高等戦術。
捕食とはこんなものかとスペアリブ 松江市 石橋 芳山
(評)ライオンが獲物の肉を噛み切るように骨付きスペアリブに喰らいつく。野山で狩猟していた頃から連綿と続くDNAが甦る。
淋しいね大海原へサビキ釣り 西宮市 吉井菜々子
(評)疑似餌を動かして鰯や鯵などの小物を引っ掛けるサビキ釣り。たしかに、豪快な一本釣りと比べると、いささかいじましい。
寅さんも飛び出して来る3D 大阪市 藤田 武人
(評)目の錯覚で立体的に見える3D映像。しかし、何でも飛び出したらいいというものでもないだろう。寅さんは…、遠慮したい。
秘密めく名前のトップ「花野ビル」 弘前市 肥後和香子
(評)言われてみれば、古い探偵小説に出てきそうな怪しげな名前である。201号室は秘密結社?ではない、我等が川柳塔社の事務所。
おとといときのうの区別頼りない 河内長野市 梶原 弘光
(評)さて、あれは昨日だったか? それもとも一昨日だったか? このようなことが増えるのも歳のせい。決してボケではない。
呼ばずとも食事時には来る夫 西予市 黒田 茂代
(評)気の効いたことは何もしてくれないが、食事時にはきっちり食卓にいる。ムカツクことも多々あるが、健康なのを良しとしよう。
ああ嫌だ孫に移った歩き方 弘前市 稲見 則彦
(評)隔世遺伝だろう。孫だって真似しているわけではない。大きくなって「爺さんとそっくりか、嫌だなあ」と思うかもしれない。
連休も走っています霊柩車 大阪府 米澤 俶子
(評)危篤の人に「連休に死ぬのは遠慮しよう…」という余裕はない。連休は交通事故も多い。葬儀屋さんは「いつでもOK!」だ。
宝くじ夢の中でも当たらない 岡山市 藤成 操江
(評)極めてラッキーなことを「夢のよう!」と言うことがある。が、その夢の中でさえ当たらないのだから、現実では尚更だろう。
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