本日、68回目の誕生日。何か気の利いたコメントを入れようかと思っていたが、朝一番に到着した『愛染帖』の選評に取り掛かって、余裕なし。
今回の応募者261名。いつもなら二日と半日ほどで仕上げている原稿だが、土曜日から出て行くので、明日中に送稿したい。ということで、散歩もせずひたすら取り組む。
先ほど、選とPCインプット、三分の二を上げた。明日の昼には完了の予定。
今回のは1月号に発表のためアップできず、11月号に掲載のものをご紹介。
【愛染帖】 川柳塔誌11月号掲載分より、ベスト10。
美しいと断じて口にせぬ鏡 和歌山市 田中 みね
(評)問いかける度に「世界でいちばん美しいのは、あなた!」と答えてくれた日々もあったが、最近はサッパリ。残念なことである。
おトイレにクーラー欲しい熱帯夜 大阪市 太田としお
(評)歴史的酷暑となった平成二十二年の夏。「あの夏はメチャ暑かったなー」と笑って話ができるのも、耐えて生き延びたおかげ。
泣く程の賞をもらった事がない 八王子市 播本 充子
(評)受賞までの苦労が大きければ、報われた喜びで感涙するかもしれない。が、運良くゲットしたような賞では感激もない。
反省の言葉はみんなよく似てる 枚方市 寺川 弘一
(評)例えば、謝罪会見の言葉。心からの反省ではなく義務的にやっているだけなので、どうしても紋切り型になってしまう。
早く来て中座する席キープする 阿波市 三浦千津子
(評)目立たぬように、そっと消えるのが中座のエチケット。ベストポジションは最後列のドア近く。早く来て確保しておきたい。
孫いない自慢話は何もない 鳥取県 岩崎 和子
(評)孫自慢には孫自慢で返したいが孫はいない。かといって、他に自慢するものもない。入選句でも披露して煙に巻いてやろう。
図書館で会う爺さんは同級生 弘前市 髙瀬 霜石
(評)老け方は個人差が大きい。が、いかにも「爺さん」という同級生に会うと、「俺もあんなものなのか?」と、へこんでしまう。
握手だけしましょうハグは熱いから 米子市 政岡未延子
(評)もちろん、相手は男性。握手さえ充分に馴染んでいない大和撫子にとって、欧米風の「ハグ」はちょっと大袈裟で熱すぎる。
好物は多めに盛ってくれる妻 堺 市 大隅 克博
(評)うれしいことである。やさしい妻のこまやかな心遣いと、それに気付いて心で感謝している作者。「ゴチソウサマ」でした!
虐待のニュース切なくテレビ消す 和歌山市 根田よしこ
(評)抵抗もできず、大好きなお母さんに叩かれて死んだ幼児。どんなに哀しかったことだろう。それを思うと胸が塞がる。虐待するなら児童相談所へ預けてほしい。
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