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10日の青森川柳大会では、昨日のブログで既報のように、表題のタイトルで1時間の講演をさせていただいた。「食文化」とは大層な言い方だが、要するに「食」に関した面白い句をご紹介して、コメントを加え、我が国における稲作の起源や、味噌汁のルーツなどを加えて、話をさせていただいた。
当日ご紹介した作品は下記のもの。作者の皆さまには無断で借用いたしましたが、作品と共にお名前もご紹介していますので、ご容赦ください。

【ごはん】
グルメです薪でご飯を炊いている    黒田能子
冷めてから分かる銘柄米の味      高橋岳水
世の中をまろやかにする栗ご飯     上山堅坊
鳩に似た目をして食べる豆ご飯     相馬一花
お茶漬けを食べるところがあれば良い  谷口 義

【丼物】
玉葱と卵あるから玉子丼        田中まり子
明らかに野菜不足のうなぎ丼     橋倉久美子
カツ丼にカロリー表示など要らぬ    田沢恒坊 
敵もみなカツ丼食べてきたらしい    安黒登貴枝

【おにぎり】
栄養はどうあれ母のにぎり飯      白石弘子
ミシュランは知らない母の握り飯    孝井 栞
新米のおむすびの味五ツ星       堀 正和
天むすなどと豪華になったにぎりめし  利光ナヲ子

【味噌汁】
朝一番腸が喜ぶお味噌汁       清水一笑
味噌汁を栄養剤のように飲む      中本仁美
だんだんと味噌汁冷めて倦怠期    早泉早人
味噌汁の味など気分次第です     堀崎みつ子

【うどん & 蕎麦】
丁寧にメニュー見てから素うどんに   福本英子
素うどんに七味をいれただけの昼    田村きみ子
前の歯が抜けてうどんが啜れない    永藤弥平
夕食のカレー うどんに化けて昼     堀 正和
そのうちに一度行かねばうどん県     寺川弘一
そばつゆはたっぷりつけて食べる主義  梶原弘光
わんこそば味も素っ気もないゲーム    籾山隆盛

【ラーメン & カップ麺】
ラーメンライス妻が戻ってこないので   石橋芳山
鍋のままラーメンすする妻の留守     藤井正雄
ラーメンの汁を平らげ小言聞く       竹信照彦
役満のチャンス逃がしてカップ麺     伏見雅明
カップ麺あるから飢える事はない     吉本桂香

【回る寿司】
回転ずし時価が無いから怖くない     片岡智恵子
確かめるくるくる寿司の皿の柄       筑瀬重良
決断が少し遅れる回る寿司         辻内次根
回る寿司またお手つきをしてしまう     志田千代
取られずに回り続ける寿司あわれ     佐藤 勤

【パン】
焦げ過ぎのパンも齧って生きている     岩崎公誠
ぶどうパン飛び出たぶどうから食べる    利光ナヲ子 
クリームパン割ってクリーム見て食べる   村田絹子
ヤキソバパンひとりぽっちの味がする    髙瀬霜石   
味噌汁とフランスパンで済ます朝      津田 暹

【鍋料理】
寄せ鍋と決めてゆっくり竹を踏む       俣野登志子
他人とはつつきたくない鍋料理        足立千恵子
窓際も家に帰れば鍋奉行           平井節子
佛さんに匂い供えてひとり鍋         髙杉千歩

【バイキング】
品格も育ちもわかるバイキング        高田振作
バイキング孫は安物てんこ盛り        奥 時雄
養生訓忘れておこうバイキング        高島啓子
食べたものなど覚えていないバイキング   深谷 歩
バイキング元を取らない強い意思       毛利由美

【肉類】
ブタの顔連想せずに豚を食う         扇 涼平
特売のビフテキ顎がだるくなる        岩田明子
値段など言うまい旨い肉だった       小林すみえ
ハンバーグ何の肉だか分からない     太秦三猿
ごちそうのピンクだ魚肉ソーセージ     いわさき揚子
ベーコンエッグ大好物の九十歳       大賀心月
串カツを一度食べたいガード下       加門萌子

【魚介類】
烏賊好きの男ひたすら烏賊を噛む      田鎖晴天
今日は御馳走にしようと鯛のアラを買う   岡田和子
古伊万里に鯛のアラ煮をどんと盛る     安土理恵
ナメクジは苦手海鼠は美味である      辺 安子

【野菜類 & 松茸】
うまい竹の子薮は昔の土葬の地       近藤佳子
春キャベツ食べ頃ですと膨らんだ       松浦登志子
今日採るか明日にするか初ナスビ      中井美枝
松茸は嗅げないようにパック入り       丹羽 杏 
松茸一本暫く飾ることにする         小島蘭幸
松茸は子供の頃に飽きている        有沢せつ子
松茸を横目にエリンギですます        大内朝子

【調味料】
醤油頂戴ぼくは根っから日本人       髙瀬霜石
七味とはいえ辛みしか分からない      清水一笑
岩塩をいただき使う術もなし          西原珠眞瑛

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   川柳に表れた食文化”にコメントをどうぞ

  1. 山田 こいし on 2013年11月12日 at 11:13 PM :

    今晩は、青森川柳大会お疲れ様でした。

     14日に成増吟社の例会が有り課題が「麺類全般」で選者は佐道正さんですが、講演の題材として使われた【うどん&蕎麦】【ラーメン&カップ麺】を会の人達に参考として紹介したいと思いますが利用させて戴いて宜しいでしょうか?

     青森は大雪ですが大山も冠雪したとニュースを見ました、お忙しい日々の様ですがお体お大事にしてください。

    • 完司 on 2013年11月13日 at 7:56 AM :

      おはようございます。
      はい、昨日は中国地方の最高峰「大山」初冠雪でした。もう少し秋を楽しみたいと思っているのに急な冬の到来です。でも、明日あたりから、また平年並みに戻るようでホッとしています。
      講演の資料、使っていただいて結構ですよ。ただし、作者名も一緒にお願いします。コレクションにはもっとあるのですが、時間の制約があって、面白いのをピックアップして持って行きました。

      • 山田 こいし on 2013年11月13日 at 8:12 AM :

        お早うございます、ご了承有難うございます。
         
         麺類ではありませんが扇涼平の作品も載せたいと思います、会員の方達も喜んで貰える事と思います。

         今朝は寒さが一入です、ダウンジャケットを出して寒さ対策と冬用のタイヤに交換しようと思います。

  2. 濱山哲也 on 2013年11月13日 at 11:52 AM :

    いやぁ~まったく似合わないVIP待遇お疲れ様でした。
    それにしても「恩を仇で返す」を実践してくれてありがとうございます。
    せっかく格調高い舞台用意したのに、手土産は「強風」と「雪」、
    しかも、カラオケでは女性の腰に手を回し放題。
    「俺は嵐を呼ぶ男やぁ~」って、川柳人らしからぬ事を言って、
    息巻いてましたけど、巨匠そのものが迷惑な“嵐”なのをこの機会にハッキリ言わせてもらいます。
    「講演が良かったからエエやろ」って、それとこれとは話は別。
    話はともかく素行の悪さが証明されたので、
    今後は声が掛からないでしょう。
    もちろん青森にはこれを最後に二度と来ないで下さい。

    • 完司 on 2013年11月13日 at 12:53 PM :

      まいど~~~!
      VIPのために楽しいカラオケ、セッティングしてくれてサンキューベリマッチ!
      デュエットでご婦人の腰に手を回したら、そのたびに誰かが、矯正して肩へ持っていったな~。酔っぱらっていたけど、それぐらいは分かった。こちらでは黙認してくれるのに…。もちろん、腰に手を回したのは、先日のブログにも書いた、
       【 デュエットの権利で腰に手を回す  濱山哲也 】
      という下手な句のせい。しかし、このブログを見たご婦人からは、もう相手にして貰えないな~。
      講演良かったか? そりゃ良かった良かった! 青森は酒が旨くて、気前が良くて、美人が多くて、引っ越そうかと思うほど好きになりました。ご好評に応えて、死ぬまでにあと10回ほど行こうかと思っています。ヨロシク!

  3. まみどり on 2013年11月13日 at 1:04 PM :

    哲ちゃんったら、何を言うかと思ったら・・
    お二人の仲ですから心配はいたしませんが(^。^)
    そうそう、青森の大会を裏切って北上に出没したのは私です。
    完司さんには申し訳なかったのですが・・・なのでぜひ
    またの機会の再会を楽しみにしております。
    昨夜一晩で30数センチ降りました。
    食欲の秋を満喫していないのに・・では、また^^

    • 完司 on 2013年11月13日 at 1:36 PM :

      こんにちは~、お久しぶりです。
      あっ、そうでしたか 北上に行かれましたか、了解です。北上と重ならなかったらあと10人ぐらいは増えたかな…
      この時期で一晩で30センチ! やっぱり北国ですね~ビックリ! こちらも昨日はパラパラとアラレが降りましたが、すぐに止みました。
      次にお会い出来るのは、来年秋の「国民文化祭・あきた」でしょうか。楽しみにしています。
      寒くなってきました。風邪など召しませぬように、くれぐれもお大事になさってください!

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