本日、【川柳展望】2019年冬号(№176)到着。私の「自由吟作品評」を総てご紹介したいが、21句にもなるので、「他の人もピックアップしている作品」を確認して、私のヘタな評文と共にご紹介。 写真上:夕刻散歩にて。ちょうど太陽が隠れるところだった。本日7629歩。
夜明けとは時計の針が見える頃 佐藤近義
季節によって夜が明ける時間は変わってくるので、「夜明けとは何時頃」と定義することはできない。日の出を拝むための登山など屋外のことを想定すると、柱時計ではなく腕時計のことだろう。適切且つユニークな定義。
横並びの目で横書きの方がよい 瀬戸宗博
縦書きが主流の漢字文化圏でも横書きに移行している。縦書きでは洋数字やアルファベットが書き難いというのが主な理由と思うのだが、作者は「目が横並びだから」と言う。言われてみればそのような気がしないでもない。
扇子より団扇が似合う夕涼み 沼澤 閑
縁台に腰掛けての夕涼みでも、ぶらぶら散歩しながらであっても、やはり扇子より団扇のほうがサマになる。一方、オフィスや会議室になると団扇ではくだけ過ぎの感あり。やはり、団扇ひとつにもTPOがある。
手を扇子代りにしては品が無い 興津幸代
そのように感じている人も多いだろう。もう1つ、親指と小指を立てて頬に当てる「電話」を示すしぐさ。これも、以前は「なんだかな~」と思っていたが、「手話で電話を示すしぐさ」と知ってからは気にせぬようにしている。
鰻丼を毎日食べていたい夏 駒崎美津子
夏バテ防止のため「土用の丑の日に鰻を食べる」のが風習になっているが、「毎日でも食べたい」のは同感! 年金をはたけば毎日食べられない訳でもないと思うが、あの濃厚な味、1週間も続けば飽きるだろう。
おばあさんが行くとKOBAN身構える 大嶋千寿子 ・ 小判とも読まし交番とも読ます 吉崎柳歩
我が国の治安が良いのは、警察官が常駐して地域と結びついている「交番」の存在が大きい。その制度の有効性が海外でも注目され「KOBANシステム」を取り入れる国が増えているとのこと。そのような事情を知って、ようやく「KOBAN」に対する違和感も薄れてきた。
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「サラリマン川柳が出揃いました」
『俺四番 野球じゃなくて 風呂の順』(ぽん吉)
『叱っても 褒めても返事は 「ヤバイッス!」』(国語辞典)
『忖度で ちがう意見が 一致する』(団塊世代)
『上司宅 家ではこんなに 動くのか?』(よみ人知らず)
『兄ショック ガンダム以来の アムロロス』(シャアの友人)
※ サラリーマンの心
「俺を男にしてくれ!」
「何!お前ぇ 男じゃなかったのか?」 Σq|゚Д゚|p ワオォ
はい、昨日のNHKニュースで大々的に紹介していましたね。応募総数は4万人以上?だとか、その10分の1でも川柳界にのめり込んでくれたら嬉しいのですが。
サラリーマン川柳でも良いのがありますが、瓦版のパンチには勝てません。
二島でも返りゃうれしい花一匁 茶助
歯舞と色丹だけで僕はいい 完司
タイミングの良い句で自画自賛、はっはっは!
完司 先生
こんにちは~太陽が隠れる写真~ほんとに隠れると言う言葉がぴったり~~
あと何分かでこの景色は見られない~グットタイミングですね(^^♪
川柳の中で 横並びの目 言われてみれば~改めて意識していなかったですが
凄い表現ですね。
電話を示すしぐさも意味が分かれば納得です。
これから違和感なく見ることができます。
先生の評文とっても勉強になります。ありがとうございました。
はい、親指と小指を立てて耳の横で振る「電話を示すしぐさ」、これ最初に見たのは外資系保険会社のコマーシャルだったような気がします。それから若い人を中心に広がったように思います。それまでの「電話を示すしぐさ」は、グーチョキパーの「グー」の形を耳に当てていた。すなわち受話器を握った形でした。
あの指を立てた仕草を見るたびに「安っぽい真似…」などと思って不快でした。が、上にも書いていますように、手話で電話を示すと知ってからは気にしないようにしています。