昨日到着した、川柳塔社の「愛染帖」。今回の応募数は264名。その792句と二日間、みっちり選句&入選句PC入力。先ほどようやく終了。明日見直して、発送予定。今回も半数近い方々が没となっている。申し訳のないことである。
今回のは12月号に掲載のためアップできず。10月号に掲載のうちベスト10をご紹介。
【川柳塔10月号掲載 愛染帖】 ベスト10
真人間になれと刑務所建っている 鳥取市 永原 昌鼓
(評)塀の中の人には矯正教育を行い、塀の外の人たちには無言の警告を発している。できるだけ、お世話にならぬように努力したい。
スーパーのチラシが妻の愛読書 和歌山市 磯部 義雄
(評)熱心に見てると思ったら…。毎日、一円でも安くと遣り繰りしてくれているおかげで、家計も破綻せずやって行けるのだ。
線香花火一本くれた近所の児 寝屋川市 平松かすみ
(評)「わーキレイねー」と声をかけたら、「おばちゃんも!」とくれた線香花火。たった一本ではあるが、うれしいうれしい一本だ。
十年もスカート穿いたことがない 八尾市 髙杉 千歩
(評)パンツスタイルのほうが動きやすいのは確か。しかし、お洒落するのが面倒になってきた、という理由からではないように…。
ひとり住む気ままな旅の日のごとく 大阪市 笠嶋 惠美
(評)行きたい所へ行き、食べたいときに食べたいものを食べる。まるで気ままな一人旅のような毎日。誰もが憧れる理想的境遇。
遠出する時は家族の許可がいる 美作市 小林 妻子
(評)隣町程度なら良いが、神戸や大阪への遠征になると、あれこれうるさい。いつの間にか、そのような歳になってしまった。
主婦の座に退屈はない糸と針 藤井寺市 太田扶美代
(評)巾着袋を作る。タオルを雑巾にする。普段着の綻びを繕う。いつもコツコツ働いている、その地道さが家庭を支えているのだ。
散り際は見事でなくていいんです 兵庫県 上田ひとみ
(評)そう、「桜のように見事に散る」など有り得ない。みんなジタバタして、もがき苦しみながら散る。それが当然。それで良し!
方向音痴地図を書いてもやはり下手 奈良市 辻内げんえい
(評)例外もあるが、男が方向認知能力に長けているのは、太古から野山で狩猟をしていたDNA。地図を描くのも男の方が上手い。
たらればでちょっぴり過去と戯れる 堺 市 矢倉 五月
(評)これまでにたくさんあった分かれ道。別の方へ進んでいたら? などと、ひととき空想を楽しんでも、結局は現実に戻るだけ。
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