昨日から、川柳塔社「愛染帖」の選評に集中。今回の応募者250名の750句と格闘。入選者136名。没の114名の皆さんには申し訳なし。
今回のは3月号発表のため、1月号掲載のうちベスト10を下にご紹介。
【愛染帖 1月号発表】 ベスト10
夫にもゴミ分別を教え込む 京都市 三宅 満子
(評)面倒でややこしいゴミ分別。しっかり教え込まないと、ご近所や役場から苦情が来る。会社人間が地域社会に溶け込むのも大変。
お見舞いで行く病院は気が軽い 浜松市 岡田 史郎
(評)検診とか入院なら気が重いが、お見舞いだからすぐにバイバイできる。病院とか警察にはできるだけ行きたくないものである。
仰山生まれ生存率の低い虫 和歌山県 森下よりこ
(評)生存率が低いのは気の毒だが、孵化した幼虫がすべて成虫になると恐ろしい。生存率が低いからこそたくさん生まれるのだろう。
限界を超えるあたりが美味い酒 枚方市 寺川 弘一
(評)体のためには「もう少し飲みたい」というあたりでやめるのが良いらしい。が、しばしば「もう飲めない」まで行ってしまう。
道尋ねられて嬉しくなってくる 海南市 三宅 保州
(評)「この私を頼ってくださった」「お役に立てた」という喜び。だから、どこで誰に尋ねても、とても親切に教えてくれる。
もう誰のせいにもできぬ顔である 橿原市 居谷真理子
(評)「四十歳になれば、人は自分の顔に責任を持たねばならない」は、エイブラハム・リンカーンの言葉。もう親のせいにはできない。
丸描いてチョン私の今の化粧法 藤井寺市 俣野登志子
(評)誰のせいでもない顔ではあるが、化粧ぐらいはしなければならない。たとえ、丸描いてチョンでも、へのへのもへのでも…。
中国のテレビときどき黒くなる 鳥取市 岸本 宏章
(評)当局に都合が悪い映像になるとプツン。十三億もの民を統率するためには必要な処置なのか? まだまだ問題の多い大国である。
長女次女三女方向音痴です 大阪市 谷口 義
(評)もちろん私も。DNAにしっかり組み込まれている筋金入りの方向音痴。親子四人だけで旅行に出たら大変なことだろう。
まだ覚悟できてないのに雪だより 尼崎市 春城 年代
(評)殺されそうな暑さを凌いで、ホッとする間もなく冬将軍の襲来。コタツやコートを引っ張り出して、覚悟を固めましょう。
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