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昨日ご紹介した電子化冊子の中から、親しくしていただいた髙杉鬼遊さんの、髙杉鬼遊川柳句集を拝読。この句集は鬼遊さんが亡くなられてからご遺族の手で発刊されたもので、私も発刊直後に頂戴して本棚にあるが、今回は折角なので電子化されたのを拝読

序文は橘高薫風師が書いておられるが、その中で面白く思ったこと。3頁の6行目【居酒屋へ入っても、関東煮にスジが無いと機嫌が悪く、独り言の愚痴が出る。…(後略)】と記されている。この「関東煮」は大阪弁の「かんとだき」、いわゆる「おでん」のこと。今では関西でも「おでん」が一般的だが、私が子どもの頃はまだ「かんとだき」と言っていた。

この薫風師の序文とピッタリ合うのが、132頁にある「長生きをすればおでんにコロがない」という句。しかし、「スジ」と「コロ」は似ているが明確に違う。ウィキペディアに拠れば、「スジ」は「スジ肉とは、食肉のアキレス腱の部分。または腱が付いた部分の肉のことである」となっている。そして「コロ」は「鯨の加工食品。マッコウクジラの脂肪の多い皮から油を抽出した残りカス。(中略)関西地方で、おでんの具として珍重される」となっている。コロは私の父も好きだったのでときどき夕食に出てきてよく知っている。近年は捕鯨が制限されている所為か、あまり見かけなくなった。薫風師の序文では「スジ」、鬼遊さんの句では「コロ」になっているのは何故か? 推定すると……スジ肉は品切れになることは無いと思うが,句に「長生きをすれば」と言っているように、捕鯨が制限されて、コロの流通量が少なくなった頃のことだろう。従って、おでんに入っていないことも多々あったと思われる。とすれば、薫風師が、思い出を辿りながら序文を書いているとき、コロがスジに置き換わったと考えるのが自然のような気がする。     次は、今のプーチンやロシアを予言していたような鋭い2句

   空爆をするよりほかにない面子  (186頁)

   世界地図おろかな国が血で染める (202頁)

252頁には、ご夫妻のラブラブのツーショットと共に「髙杉鬼遊柳歴」あり。それに拠れば大正9年(1920年)生まれで、平成12年(2000年)に81歳でご逝去。改めてご冥福をお祈り申し上げます。

本日も猛暑、最高気温の予報は米子市も鳥取市も38℃だったが、さて我が琴浦町は? 37℃ぐらいまで上がったのかも。昼前と夕刻の散歩では和手拭いを濡らして、首に巻いて汗をかきながら頑張った。写真は、夕刻散歩にて、何となく目玉マークに似た雲。 〔仕事と歩数〕しんぶん赤旗「読者の文芸」選考PCインプット作句。6,054歩。

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