例月の山陽カルチャーでは、講習と互選の間に少し休憩時間を設けている。先月のその休憩時間に、1人の受講生から「最近、分からない句が増えて困っています。私の理解力が弱いからでしょうか…」と話しかけられた。で、「感性で掴んだ句を理性で分析しようとしているからでしょう。分からないというのではなく、私は感じない、でいいのではないでしょうか」とお答えした。ついでに「私の本に、難解句を考える、という項目があると思いますので、再読してください」とお伝えした。
帰宅してから、「そうは言ったが、どのような事を書いていたのか?」、気になったので読み直してみた。このようなことで悩んでいる方も多いのではないかと思いますので、少し長くなりますが抜粋させていただきます。
【川柳の理論と実践】 155ページ、〔難解な句を考察する〕より抜粋。
〔読み手の責任〕
- 読み解く力が足りない。
- 感性から生まれた句を理詰めで解こうとしている。(以下略)
〔作者の責任〕
- 伝達性を無視している。
- 難しい句の方が上等だと思っている。
- 想いも言葉も整理できていない句を出している。
- 二物衝撃の取り合わせが離れすぎている。(中略)
難解な句でいちばん多いのは④です。二物衝撃を狙って取り合わせたAとB(前章参照)の距離が離れすぎると分かりにくい句になります。その原因としては、
イ 作者がインスピレーションを得て取り合わせたAとBが、読み手の受容力を超えていて、インスピレーションの片鱗も感じることができない。
ロ 作者に作句動機となるインスピレーションなどはなく、見つけた言葉を取り合わせただけ。などです。
人それぞれ感性が異なりますから、イのように、天才的なヒラメキから生まれた作品が、理解しがたい趣きを持っているのは稀にあることです。
問題はロです。作句動機となるヒラメキもなく、見つけ出した言葉を組み合わせるだけの作業は創作ではありません。敢えて言えば「似非創作」です。
このような似非創作が増えている背景には「衝撃度の比べ合い」があります。二物衝撃は、取り合わせたAとBの距離に比例して衝撃が増します。読者の想像を超えた取り合わせをすれば、インパクトが大きくなるのは当然です。そのインパクトの競い合いが、言葉探しに走らせ、組み合わせの突飛さに走らせているのです。
初心者の皆さんは、そのような似非作品に惑わされてはいけません。「難しそうなことを言っているようだが、何も感じない」という句に接したときに、「自分の感性が鈍いのか」などという悲観は無用です。ヒラメキもなく無理に組み合わせた言葉には何の意味もありません。
もちろん、無作為に選んだ言葉を組み合わせただけでもおもしろい味を出す場合があります。しかし、それは作者の創作によって生じたものではなく、偶然に出来たものであり、偶然の産物を狙うのは単なる「言葉遊び」です。
このようなゲームがあります。カードの山を三つ作ります。いろいろな「上五」を書いたカードの山、「中七」の山、そして「下五」の山です。それぞれの山から無作為にカードを引くと、それが「五・七・五」の川柳の形になっているという遊びです。こうして生まれた「五・七・五」がおもしろいものでも、それは偶然の組み合わせで、創作ではありません。「想い」もなくヒラメキも受けず、言葉を選んで組み合わせるだけの作業は、右のゲームをしているのと同じです。(以下略)
写真1、本日の昼前散歩。公園の遊歩道でバッタが風に吹かれて行く末を思案していた。 2、夕刻散歩から駐車場に戻ったら、サーチライトが「悪いヤツはイネガ~~!」と探していた。本日8,175歩。
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ありがとうございます。コピーさせていただきました。
みんなで勉強します。あ、宇宙芋、少しずつ大きくなってきましたよ。
おはようございます。
個人的には「難しい句は面白くないからパス」でいいのですが、後輩から「これ、どういう意味?」とか「どうしてこんな句が生まれるのですか?」等と訊かれたとき、説明するのに役立ててください。
宇宙芋、先日、バーベキューに行ったとき蔓が伸びているのを確認しました。が、その後も放置したままです。また、見に行ってブログネタに致します。
~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます。大変勉強になります。わたしもときどき記事のような場面に出っくわし戸惑うことがあります。カード遊ぶおもしろそうです、試してみます。
先生のご著書っも再読いたしますね。
おはようございます。
はい、「このカード遊びも頭の体操としては有効で、大いに結構ですが、あくまで遊びであって、創作ではありません」という意味のことを本にも書いています。AIが川柳を作るとしたら、このような方法で作りるのではないかと思います。
「なんかい読んでも…解らない」
ご承知の通り私も、人と違ったことをするのが好きで、難解句を作る句会に数年通っていたことがあります。そこにいる私は「チェ・ゲバラ」です。革命家を気取っていたキライもあったように思います。そんな私がある日、超難解な句を書く女子に「作句の情況」を聞きました。「七転八倒!!」と返してきました。また別の人に「この句の意味は?」と聞きました。「聞かないで!!」と返してきました。「なるほど納得」。 チガウ(((∀`●))((●´∀)))チガウ
※ 先生の文章にはいつも感心させられております。
おはようございます。
そうですね、難解な作品の作り方にもいろいろありますね。かつて時実新子先生は「空中掴み取り」と称していましたが、これなんかは「瞬間的に得たインスピレーション」から造る方法を言っているのでしょう。いや、造るではなく感性で「掴む」のでしょう。
一方、「七転八倒」して造るのは、それとは反対に「これではダメ、これでもダメ~」と理性で頑張って、積み上げたり崩したりして構築しているのでしょう。
おはようございます。
3枚のカードのゲーム、うちの会の新年句会に余興的にやっていました。
2・3回でやめて、次は「折句」になりましたが、どちらも余興を越えない点では
よく似たもの、真剣に遊ぶために今は新年会とは言えど「席題」をまっとうにやっています。
ですが、思い出すとその3枚のカード。突拍子もない言葉が書いてあって、またそれが575にどんぴしゃり。信じられないくらいの「佳句」になって大笑いの渦だったことを思い出します。だけど、またしてみたいとは思いません。
私も完司さんの文章にはいつも助けていただいています。
困ったときの神(以上の)頼みです。ありがとうございます。
おはようございます。
そうですね、「3枚のカード遊び」、なごみさんへのコメントにも書きましたが、脳トレには有効です。確かに、「人智を超えた五七五」が生まれることもあるでしょう。でも、どれほど傑作が生まれたとしても、それは創作ではなく、あくまでも「言葉遊び」による偶然の産物です。
ただ、そのような「言葉遊びから生まれた偶然の産物」も「OKだ!」「有りだ!」という立場の人もおられます。「そのほうが面白い」という人もおられます。ですが、それが「有り」であれば、上にも書いているように、川柳会へAIが参戦するのもアリになってしまうでしょう。
こんにちは〜先生の本改めて読み直してみました。
とっても参考になります〜ありがとうございます。
「三枚のカード遊び」楽しんだ事があります。
以外な組み合わせの言葉にみんなが大笑いして楽しみました。
中にはこんな言葉の組み合わせも面白いな〜と思ったり〜
川柳を始めて六年目ですが川柳の楽しさを実感しています。
これも先生の本とブログに出会えたお陰です。
ありがとうございます。
バッタの写真よく見つけましたね。
草むらでのんびりと〜
今日も素敵な一日をお過ごしください。
こんにちは~。
ご愛読いただきましてありがとうございます。お陰さまで皆さまから好評をいただきまして、嬉しいことです。
川柳、自分の句を作るのは難しいことも多いですが、他の人の作品から思いがけない喜怒哀楽を感じさせて貰えるたびに、取り組んでよかったなと思います。 今後とも気長によろしくお願い申し上げます。
今夜は7時から飲み会。これから準備運動のウォーキングに出かけます…(-_-;)
完司先生 今晩わ✨
難解句~。ん~❗ 難解句でなくても 、隣にいる人の句さえ 時に 理解出来ず、どういう意味?って 聞いて 読んでわからないなら(わからなくても) 説明なんかはしない❗等と 怒られたりします。(笑) 読んで スッとわかる、笑える という句を目指したい。なんてね。
こんばんは~~、
7時前からの飲み会、いま、終わったところ。運転代行で帰っている途中です。おしんが開いて?いる? ようですので、ちょいと寄って帰ります。
はぁい お気をつけて❗